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2014-08-29

神話の滋養をタロットに与える☆星のように

星のカードには2本の樹がありますが、

実がなっている樹の幹のところをよく見ると、

蛇が描かれているのが分かります。

うつくしい場所の樹に蛇がいる情景を考えると

すぐに知恵の樹とエデンの園を思い出しますが、

他にも樹の生えた有名な庭園があります。

:『星』

ヘスペリデスの園です。

ギリシャ神話に出て来る有名な英雄ヘラクレスには

ミュケナイ王から課された12の功業の中で

「ヘスペリデスの黄金の林檎」を入手する必要がありました。

その林檎の樹はゼウスの妻であるヘラーの所有物で、

竜とも蛇ともいわれるラドンによって守られ、

アトラスの娘たちであるヘスペリデスによって世話されています。

そこでヘラクレスはアトラスのところに出向きました。

アトラスはゼウスに命じられて、長年、天空を担ぎ続けていました。

事の次第を伝えるとアトラスは林檎を取ってくることを

快く引き受けてくれました。

アトラスが取りに行く間は、天空を担ぐという仕事は

ヘラクレスが代わります。

戻って来るには戻って来たアトラスですが、

重い天空をまた担ぐことをしぶり、

自分がミュケナイに林檎を届けると言い出しました。

そこでヘラクレスは一計を案じ、

「自分は力持ちだけれど、さすがに天空は重いので、

長く担ぎ続けるにはコツが必要だから

上手い担ぎ方を教えて見せてくれ」と頼み、

アトラスが担いだすきに林檎を持ち去ったというお話です。

星のカードはこの神話の挿絵にさえできそうなくらいで、

2本の樹や蛇、水を注いでいる女性などが描かれています。

水を注ぐ様子から、

これを庭師が樹木に水や養分を与えて世話するように

何かを育てている様子とリーディングすることも出来ます。

ヘスペリデスという名前も「黄昏の娘たち」という意味で、

星が出始めた夕方にぴったりです。

タロットも神話も元型の宝庫ですから、

こうして神話をひもとくことは

象徴のイメージをさらに喚起することができます。

神話を読むことはリーディングを「育てる」ことになるかも知れませんね(^-^)

(象徴の詳細はカモワン版マルセイユ・カードをご覧ください)

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