冬至の日は太陽の大切な日
間もなくクリスマスを迎えようというこの時期に、冬至という自然界の大イベントがあります。
ご存知の通り、冬至は昼が最も短くなる日です。
夏至は昼が長くなる日であり、春分・秋分というのは昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
日本だけでなく、世界中でこれらの日は大切にされてきました。
クリスマスはイエスの生誕を祝う日ですが、実際のイエス・キリストの誕生日は別の日のようです。
1月とか4月とかいろんな説があるようですが、どうしてこの時期に祝うようになったのでしょう。
ケルト文化はじめ、世界中で崇められてきた太陽のお祭りにイエスの生誕をお祝いすることはキリスト教が浸透していくためのひとつのカギつになったのはないでしょうか。
冬至の大切さはその日より、むしろ翌日がポイントになります。
夏至の日以来、日照時間を短くしつづけていた太陽が冬至翌日から長く転じます。
昔の人々には、日々弱っていたかに見えた太陽がその時点から生まれ変わったように思えたことでしょう。
これはまさに太陽の『復活』ですね。
十字架上の死から復活したのがイエス・キリスト。
それならばキリスト教会がこの日にイエスの生誕を祝うことにしたのは当然の選択だったのかも知れません。
これは『太陽』のカード。
大きくパワフルで、顔までも描かれています。
エジプトの太陽神ラーのように神格化された太陽です。
太陽に照らされた下には、肩を組んでいるようにも見える同じ背丈の人たちが描かれています。
このカードは明るさ・知性・調和・健康さ・建設的などを象徴します。
タロット・リーディングの中でこのカードが未来に出ると、多くの場合は、調和・仲良さなど吉兆と読み取ることができます。
とても好ましいカードです。
さて、冬至の太陽に話を戻しますと、
太陽が復活することによって、日が長く暖かくなり始めます。
明るい光は外部での活動の時間を増やします。
肉体的活動だけでなく、心理的にも恩恵を及ぼします。
また植物はそのエネルギーを受けて萌え出し、大きく育ち、太陽のエネルギーが食物として人間に取り込まれていきます。
植物経由でないものもありますね。
人間は直接に太陽光を浴びることで体内でビタミンDを作ります。
このようにして人間は太陽の復活の恩恵をさまざまに受け取ります。
しかし科学で解明されていない自然界のはたらきにはたくさんあるようです。
太陽の復活によるわたしたちへの影響には知られざるスペシャルなものがあるかも知れません。
昔の人々の方がそういう影響を敏感に感じ取っていただろうというのは想像のしすぎではないでしょう。
だからこそ太陽は世界中で神格化され崇められたのでしょう(^-^)