変容する者☆『ⅩⅢ』の再生
こんにちは。アントレへ、ようこそ(^-^)
雨、降りますねー。
この雨が緑を育むのだからしばしのシンボウ。
さて、前回の『節制』と視線を合わせているような『ⅩⅢ(13)』を今回はみていきましょう。
(前回の「変容者を見護る者☆『節制』」も合わせてご覧ください<(_ _)>)
☆
『ⅩⅢ』には、やせ細って苦しんで、大きな鎌をもっている者が描かれています。
黒い土の「黒」は「死」を思わせ、そこに埋まった「頭」はまるで死者の頭のようです。
「死すべき段階」の古い状態に「思考・考え」が埋まっていることを示しています。
さらに肉色の足の下にある「頭」は見えにくいところにあります。
つまり自覚できないほど抑圧してしまった考えのようです。
☆
肉色の足の下の抑圧した「考え」はジガジガと『ⅩⅢ』を痛めつけますが、苦しみの原因が自覚されていないので、もうひとつの頭の方に刃物の先が向かっています。
(挿絵には詳細なシンボルは描かれていません。お手元のカードか、カモワン・タロットスクール公式サイトのカード画像でお確かめください)
ジガジガした怒りの「考え」が無自覚の黒い土の中から衝動的に湧き上がっています。
『ⅩⅢ』の肉色の足はジガジガの危険な暗礁に乗り上げている状態です。
☆
もう一方の空色になった足の下は黒い土があります。
霊化した空色の足は黒い土に抵抗なく接地しているように見えます。
『ⅩⅢ』は肉色の方ではなく、空色の足の方に重心を移した方がよさそうです。
☆
抑圧した思考から逃げると、『ⅩⅢ』は逆向きになり、『節制』と向き合うことはできず、苦しみが募ります。
空色の方に重心をおいて、無意識の領域をさらってみれば、『ⅩⅢ』は抑圧してきた古い考えに気づき、整理することができます。
そのときにはもう『ⅩⅢ』は『節制』と向き合っていて、大きな天使は『ⅩⅢ』が変容していくのを助けています。
☆
苦痛を感じていたら、まずは痛みを生む「考え」に軸足をおくのはよしておきましょう。
その「考え」はあなたに合ってない古いものです。
自分にやさしい目を向けながら、いやな感情の元になっている「古い考え」を見つけ、捨て去る作業を改めてやっていきましょう。
そうすると大きな天使がゆっくりと癒しの液体を注ぎ入れ、今までとは違う新しい考え方が芽吹いてくるようになります。
『節制』は癒し手なので、『ⅩⅢ』のように苦しい時にはヒーラーやセラピストなどにサポートしてもらうのもいいかも知れません。
ソフィア
☆ ☆ ☆
タロット・リーディングを受けたい方はセラピー・ページへどうぞ。