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2020-12-11

わくわくを生きていく☆『審判』

こんにちは☆

アントレへ、ようこそ。

現在の地球がさしかかっていると言われている<重要な岐路とその通過のための手放し>について、タロットと絡めて理解を試みるとどうなるか。それを今年の春頃から書いてきました。

今回は『審判』のカードを使って「本当にしたいことをわくわくしながらやって生きていく」を中心に見ていきます。

これまでの「他者をすべて許す」「自分を許す」「過去からの脱皮」「ハイヤーマインドに引っ張ってもらう」に取り組んできている人が進む次のステップです。

まずは「他者をすべて許す」「自分を許す」を出来るだけやっていることがベースになります。

他者には他者の背後の事情があります。他者が自分に対してどんな変な対応をしたとしても、自分には思いもよらないような背景や心的体験を相手がもっているかも知れません。

自分は自分、相手は相手、それぞれがそれぞれの理由や考えをもっています。

他者に同意して欲しかったり、OKをもらいたがったり、屈服させたくなったりするときは、自分の中心軸が外にずれてしまっています。

親の養育下や学校などの教育下での同意や合格をもらう「子ども視点」から、自分の人生のオリジナルの答えを見出す「大人視点」への移行が必要になります。

日本の「和を大切にする精神」が自分のオリジナルの答えを阻むようであれば、そこから一歩踏み出すことも必要でしょう。

何にしろ、他の誰かが責任をもってくれるわけではないのですから。自分は自分の責任。他者は他者なのです。

自分が安心するために他者を縛ることも、他者を安心させるために自分を縛ることも必要ありません。

他者が他者のままであることを許し、自分が自分のままであることを許していきます。

とは言え、「他者をすべて許す」「自分を許す」が一番大変です。それらを一歩ずつ進めていければ、拘り・囚われから自由になり、「過去からの脱皮」は自ずと進みはじめます。

なかなか手放せないものについては、もう一つ上の視点から物事を見通すことで新しい理解に進めます。

どうしても許せないと思うことがあったら、そのことについて「もしそれがなかったら今の自分ではない」ことに気づくでしょう。

その経験があることによって、大切なことを決断したり、痛みの分かる人間性が養えていたり、必要な物事と出会ったりしています。

許せなかったことが苦しいけれど必要な鍵となる経験だったと理解し直せると、それに囚われることはなくなります。「過去からの脱皮」が起きていきます。

そして調和的な地球のある分岐点の向こうの未来へとハイヤーマインドに引っ張ってもらうよう意図します。

ハイヤーマインドのプランニングのお知らせをわたしたちは「これがしたい」という感情で受け取り、わくわくして実行していきますが、ここで効いてくるのが「他者をすべて許す」「自分を許す」「過去からの脱皮」のこれまでのステップです。

「したい」と感じたことをしていく選択が、上記のステップで縛りを外したことによってそれが可能になっています。

その様子が『審判』のカードに描かれています。

対照として『法王』のカードも見てみましょう。

『法王』の下に『審判』の空色の人と同じような渦巻頭の人物がいます。

『法王』の下の弟子は、法王より小さく(子ども)、手を上げたり下げたりしながら、親にお伺いを立てている子どものような様子です。その嘆願を聞き入れるかは法王にかかっています。

それに対し『審判』の空色の人は両側の他の2人と同じ大きさになっています。

『法王』の人間関係には上下があるようですが、『審判』の人間関係には上下はなく、お互いに尊重するかのように、それぞれの手は合わせられています。

「子ども視点」の嘆願の精神状態ではなく、「大人視点」の精神的な自立を果たしていることによって、その人の選択が尊重されています。

それが頭の渦巻にも現れているようです。『法王』の弟子の渦巻は内側の向きと外側の向きが逆です。内と外が相反しているようです。

一方で『審判』の空色の人の渦巻は内側の向きと外側の向きが一致しています。

ハイヤーマインドの感情を使ったお知らせによって、空色の人が眼差しを高くしているのに対し、周りの人たちも静かに祈っています。内と外の思いが一致しています。

ハイヤーマインドのお知らせがはっきりと聞こえるのは、空色の人がそれまでのステップで不要な内外の雑音を取り除いてきたからなのです。

集中的に手放す課題が現れて、自分をグレードアップできる貴重なタイミングです。

なかなか大変ではありますが、この変容のチャンスを大切に進んでいきましょう。

ソフィア

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