タロットリーディングから学ぶこと
タロットセラピーをしていて、つくづく感じることは
自分以外の人の人生の一部を疑似体験しているということです。
ほんの一部ではあるが他の人の人生を垣間見ることで、
自分の知らない人生のあり方や自分では選択しないであろう人生を知ることができるのです。
考え方、価値観。
何を大切にして、何を一番に選ぶのか。
どんな人生を望むのか。
そして、選んで歩んでいるその人の人生。
人生のあり方は十人十色、千差万別どころか星の数ほどあるはず。
人生のあり方に普通なんてないし、平凡な人生の定義もない。
僕自身、人があまり選ばないような人生を歩んでいると思ってきましたが、
でも、波乱万丈な人や破天荒な人、常識破りな人、
奇想天外な人、独立独歩の人、夢追い人、などなど
びっくりするような人生の選択をしている人は意外とたくさんいて、
自分の人生だけが決して特別というわけでもないと気づかされます。
それぞれの人生がみんな特別だし、個性的だし
その人だけの人生です。
人生の歩き方にマニュアルもお手本もありません。
人の人生を真似ようとしても同じになることもありません。
カモワン・タロットの動的展開法は、毎回違います。
あらゆる形で展開します。
それは人の人生に決まったものがないことを表しているかのようです。
そういう意味では、カモワン・タロットのセラピーは常に新鮮で
リーディングするときはいつもどきどきしていたり、気持ちが張り詰めたりします。
僕は今でもリーディングに慣れるということはありません。
自分の考え、価値観などを持ち出してはいけないと思っています。
そんなものは通じないし、それではタロットの示すメッセージを読み取れません。
広い視野・視点で見るようにして、
ひとつの考えにこだわるようなことなく、
あえて自分の考え・価値観を捨て、フラットな気持ちで
目の前に展開されたカードのストーリーを受け入れるようにします。
自分で理解できない展開は、クライアントに素直に訊いてみることも重要です。
カモワン・タロットのセラピーは言い当てることを目的にしません。
あくまでも展開されたストーリーとカードが語りかけるメッセージを読み取ることが大事なのです。
そのために少しでもカードが見せている情報を言葉に変換するスキルを高める必要があります。
その変換のための法則が、カモワンの法則であり、暗号なのです。
その暗号や法則がスクールの秘伝です。
スクールではその秘伝を学ぶことができます。