おぼろげにやさしく輝く受容性の『月』

こんにちは、カモワン福岡のブログへ、ようこそ。

今回は『月』というカードです。

『月』は象徴的な要素が多いようでも、捕らえどころがなく感じる
少々難しいカードです。

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犬のような動物がいるかと思えば、ザリガニのようなもの、
顔のある天体、あらゆるところの水滴、プールに、建物。

はてさて、どこを中心に読めばいいのか。

しかしこの「きっちりしなさ加減」「はっきりしないイメージ」が
このカードの性質の1つともいえるかも知れません。

また伝統的に太陽が男性性を象徴する天体であるのに対し、
月は女性性の天体とされてきました。

『月』は逆向きの場合は過度に感情的な女性をイメージさせます。

正立の場合、女性の中のミステリアスさや母性を表わすことがあります。

女性の生理はまさしく「月のもの」といいます。

神殿などのパワースポットには生理の女性は入れないことがあります。

この理由のひとつは、生理期間中の女性は感受性が高まっているので、
パワースポットは影響が強すぎることです。

さらに感受性が高くなっている女性は隠蔽や欺瞞などおかしなことがあると
感じ取ってしまうので、それを隠したい側に遠ざけられたとも言われます。

そこまで『月』の女性の感受性は強いということです。

生理の影響が強く出る女性は本人自身でももてあますことさえあります。

「我慢しとこう」と普段はおさめていたはずの問題が感情的に増幅されることで、
問題らしく噴出します。

女性には、月に一度、問題を意識化しやすい機会が与えられている
ともいえるかも知れません。

難しそうな『月』のカードですが、女性は自分自身を、男性は身近な女性を
手がかりに取り組んでいくのもいい方法です。

その際、逆向きだけ、正立だけという風に偏らないように気をつけて。

いづれにせよ、『月』はとても奥深いカードです(^-^)

秘儀の伝統で『月』にふれてみることもできます。

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着実さを提案する水瓶座の天使

カモワン福岡のブログへ、ようこそ。

「時代はアクエリアン・エイジに」

という言葉は精神世界の交流の中でよく聞かれます。

アクエリアン・エイジというのは水瓶座の時代ということです。

これは「わたし水瓶座なんだよ」というような

太陽星座が水瓶座の人がだけ対象というのではありません。

春分のときに太陽がどの方角から昇るかということであり、

それが水瓶座にある時代になったということです。

そしてこのことは全てのものに関わる大きな変化です。

春分点は2万5900年で黄道12宮を一巡りします。

その中で2度のタイミングでフォトン・ベルトを通過しますが、

フォトン(光子)の刺激は神聖さを取り戻す助けになると言われています。

そのフォトン・ベルト通過の時期がこの水瓶座の時代なのです。

探求者の伝統の中で待たれ続けたタイミングが遂に来たと

言っても過言ではないでしょう。

だからこそ、このタイミングでスピリチュアルな様々活動が

隆盛し始めています。

探求に興味のある人は自分に合う部門を見つけていく上で、

虚偽の活動にひっかからないことが大切です。

例えば「間に合いませんよ」とか言って焦りを喚起したり、

不安をあおるなどは注意が必要です。

叡智を学んでいくことそのものが分別のための知識になります。

水瓶座の時代はこれからおよそ2000年続きます。

「どうしても今日の内にヒーリングを受けなさい。でなければ・・・」

というお仕着せなんてありえないのです。

水瓶座の時代に生まれたことで、他の時代では滅多にないような

智慧の開示に出会う機会に恵まれます。

そういう刺激が多いとは言え、

決して自動的に学びが進むわけではありません。

機会を生かすかはその人次第です。

タロットの大アルカナに水瓶座の天使を象徴できる図像が2つありますが、

この水瓶を2つ持ってる天使がその1つです。

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この存在は注意深くゆっくりと水を移し替えています。

忍耐強さをもっていると解釈できます。

必要なのは急ぐことではなく、着実なことであると

水瓶座の天使が教えてくれているようです。

アクエリアン・エイジに生まれて来ることができたこのチャンスを

大切にしたいものですね。

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悪魔のカードと二元論

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カモワンタロットの大アルカナのカードが意味することについて
話をしてみようと思います。
カモワンタロットスクールで教えている大アルカナの解釈は
すべて口伝であり、秘教的なことも多く、
スクールでしか語られないものもありますが、
触れられる範囲でなるべくお話しします。
タロットカードは絵で描かれているものですから、
その絵にさまざまな意味があり、
その情報からカードをリーディングするのが基本です。
カードの絵にはいろんな“モノ”が描かれています。
それらのひとつひとつあるいは全体で
何かを“象徴”していて
タロットカードの理解はここから始まります。
何を象徴しているかはスクールで学ぶことになります。
タロットカードに描かれているのは絵だけではありません。
カードには数字と名前が書かれています。
文字で書かれているのはこの部分だけです。
数字と名前にも当然意味があります。
これも何かを象徴しているし、
“元型”を表す重要な情報です。
タロットカードがもつ意味には
『象徴』と『元型』の2つの要素がありますが、
詳細はスクールで説明する内容になります。
タロットの大アルカナの一枚一枚は
人間のいろんな性格、タイプ、
思考や価値観、人生、人として成長する目標など
それらが表しているものはとても奥深く、
大アルカナから受け取ることができる情報は
まるで一冊の指南書であったり、
人生論であったり、哲学であったりするのです。
そして、その大アルカナの一枚ごとに
それを代表するかのように名前が付けられているわけです。
タロットカードの名前は意味を持っているといいましたが、
気を付けないといけないのは、
私たちが呼んでいる名前は日本語訳したものだということです。
元となるマルセイユ・タロットはフランス語で名前を表記していますし、
実は純粋に翻訳できない表記さえあります。
つまり、その名前を見たときの解釈や印象は
われわれ日本人とは違うものだということも注意が必要なのです。
だからこそ、スクールできちんと説明しなければならないというわけなのです。
安易に自分勝手な印象をもつことは避けたほうがいいと思います。
詳しく理解しようとすれば、ヨーロッパの文化や習慣、価値観、宗教観などを
理解することも必要となってきます。
どのカードも多くの情報を発信しているのですが、
理解するのが難しいカードがいくつかあります。
悪魔というカードはいい例だろうと思います。
「悪魔」に関する意味は、知ろうとすればするほど難しくなるほど
奥が深く、私自身、今でも探究のテーマです。
多くの人がこのカードを見るだけで
「わー悪魔だ」というのですが
悪魔とは何なのかその正体をわかっている人は少ないと思います。
それを理解するための手立て、手順があります。
「悪魔」とは人間にとっての何なのか。
位置づけ、存在意義、人生訓などと
カードに描かれている絵にある象徴の
それらの意味をひとつずつ知ることにより
「悪魔」のカード全体が示す意味に少しずつ近づいていけます
すると「悪魔」と対極にある存在のことを知ることになります。
それがある意味、タロットが示す「成長」への気づきや学びであることがわかります
上でも述べたように
タロットは占いの道具ではなく、
人間の成長と成長の教えを絵として描く書物なのです。
その教えの鍵のひとつに二元論というものがあります。
二元論はタロットの理解のうえでとても重要です。
二元論から考える「悪魔」は何か。
そしてもう一方にあるものは。
「悪魔」を克服し、次に来るものがあります。
僕自身は今年はこれに取り組むことがテーマだと思っています。
一度に理解しようとしても
なかなか一筋縄ではいきませんが、
長い時間をかけて、自分と向き合う中で理解し意味を見つける
タロットとはそうしたものなのだと思います。
(2015/4/14記事の再編集)