クリスマスは太陽とイエスのお祝いの日

今日はクリスマスです。

イエスの誕生をお祝いする日です。

イエスの誕生日そのものではなく、

古来の冬至のお祝いに合わせたものです。

タロットカードの図像にはイエス・キリストを

想像できるものが結構多いのです。

例えは『世界』は、キリスト教の教会の入り口にある

四聖獣の真ん中にイエスが配されている浮き彫りを

モチーフとしているようにも見えます。

また『皇帝』のカードは王を表わすカードですが、

イエスの磔刑の際、ローマ兵は十字架に

「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」

と記したとされています。

また『皇帝』は建築家のシンボルも描かれているので、

大工だったとされることにもぴったりです。

:『皇帝』

下の『吊るし』のカードはなかなか印象深いカードです。

それは「架けられた」男性が描かれているからです。

『吊るし』はロープが足に掛けられており、手は後ろ手になっていて、

活動性がほとんど見受けられないカードです。

じっとするカードなのです。

足の4のような形は木星のシンボルと言われていて、

木星はポジティブさや拡張的な様子を示します。

木星のシンボルは『皇帝』にもあるのですが、

『皇帝』は王尺を手にして積極的な動きをしているので、

活動を拡大させていることがイメージできます。

:『吊るし』

一方、『吊るし』の男性はじっとしたまま、架けられたままでありながら、

拡張しているのです。

それはイエスが「架けられる」ことを選択することで

存在が世界中に伝播した事実と一致するのかも知れません。

『吊るし』の両側の木には葉がありません。

枝打ちさえされているようです。

枝を打ちをするのは短期的な目的ではなく、

長期的な樹木の生育を視野に入れているからです。

イエスも長期的な目的を見ていたのでしょう。

こう見ていくと『吊るし』はイエスに合っている要素が

多く見受けられる気がします。

磔刑も悲しむようなものではない感じもしてきます。

クリスマスは太陽にしてもイエスにしても

輝いて復活するものを祝うよき日のようです(^-^)

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じっとすることが学びの場合がある

こんにちは。

11月のタロット・リーディング通信です。

タロット講座では、リーディング内容の対象は基本的に自分自身です。

他者の思考や感情は外から完全には分からないし、内容についての過去や現在の流れを確認できにくい等、他者をメインにしたリーディングはたいへん非効率だからです。

なので、もし他者のことについてのリーディングをしたい場合でも、本人のことの形にできるだけ変換してリーディングすることを推奨しています。

例えば「子どもは○○できるでしょうか?」と聞きたいという人の場合は、「子どもの○○について、わたしの立場からできることは何ですか」という質問に変えたりします。

こういう場合『吊るし』が出ることがとても多いです。

これは「手を出していない様子」「動かずに見ている様子」です。

「親御さんは手を出さずに見守りましょう」ということですね。

:『吊るし』

1度や2度何らかの失敗をしたとしても、お子さんが自分の意志で人生を選択し、生きるというのでなければ、生まれてきた意味が薄れてしまいます。

『吊るし』じゃない場合にも、相談に乗るとか、励ますという内容であることが多く、別の人が本人に替わって実力行使するようなカードは少なくとも今のところ出たことがありません。

また『吊るし』には「不動」「別のこと」「逆の視点で」という意味があります。

そして「耐える」という意味もあります。

単に「動かずに別のことを」と解釈もできます。

しかしもっと深く伝えてきているかも知れない場合があります。

「他者の問題に手を出さずにいられるようになる」ということです。

子どものように近しい間柄の存在が苦労するのを見ているのは、自分自身が苦労するよりも耐え難いことがあります。

だから子どもが苦労をして成長するのを黙って見ていられず、ついつい手を出してしまうということです。

でも『吊るし』が出てきたならば、タロットは「成長の機会を摘むことはせず、じっとするように」と伝えているかも知れません。

そして逆の視点でみるとここには自分についての学びもあり、「見守るだけというのは苦しくても、それに耐えられる自分になること」ということが自分にとっては大切ですよと伝えています。

自分のリーディングのときに『吊るし』が出たら、ゆっくりと考えて見ましょう。

動かずにじっとすることについて、思っていたよりも自分にとって深く有意義な意味が隠されていることがあります。

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踊らされることなく、覚悟を決めることも必要

こんにちは、カモワン福岡のソフィアです。

前回、話題にしていたホドロフスキーさんの自伝的映画

『リアリティーのダンス』を見ました。

タロットのモチーフと推察できるものが見当たりましたよ。

カルト映画のホドロフスキーさんらしく「おおっ」となるシーンもありました。

しかしタロットのシンボリズムを通して解釈すると神聖な意味合いになります。

小難しいかと危惧していたのですが(^v^ゞ、最後までずっと楽しめました。

わたしソフィアは、自分のことだけでなく、

他の人の依頼を受けてのタロット・リーディングもします。

30分程度の短いセッションもあるのですが、

基本的には1時間とかそれ以上のセッションがいいなと思います。

先日、セッションの中で、少し難しめのことがありました。

仕事への気力が湧かない原因をリーディングしたのですが、

原因が想定しやすい範囲に見当たりませんでした。

「そんな気がしない」との言葉はリーダーにとってなかなかしんどいものです。

どうにか自制しながらリーディングを続けていきます。

その中で、その人が思いつめていた別のことについての内容が出て来ました。

それをさらに幾つかのリーディングで展開していきます。

ゆっくり二人で読みほぐしていきます。

長い時間をかけて幾つかのリーディングを完了させると、

やっとホッとした様子が伝わってきました。

そして次の日は「だいぶ心地よく過ごせた」とのこと。

これが30分だけだったら、不発に終わっていた可能性が高いかもと思います。

「○○の問題について」の原因が○○関連の外にあるということはたまにあります。

こういうときは覚悟を決めてしっかり質問をし、

その人の感覚を大切にして、ゆっくり読んでいくことが大切です。

もちろん時間がかかります。

こういうわけで長めのセッションがお勧めなのです。

 

 

 

 

 

 

これは『正義』のカード。

剣を構えていますが、剣を使うときにはしっかり見据える覚悟と慎重さが必要です。

リーディングにはそのくらいの姿勢が必要になりますが、

『正義』は心理セラピーを行う人を表わすことがあるカードです。

そのことについてはブログや講座など、またの機会にしましょう(^-^)