失敗なんてない☆未完の大作からのメッセージ

こんにちは、カモワン福岡のソフィアです。

最近は8月よりかは少しだけ暑くて、

夏はなかったけど秋だけは来たという感じです。

日曜日にタロット講座の手品師コースが終わりました。

講座の後半では、セルフ・リーディングだけではなく、

他の人の質問をリーディングする練習もします。

わたしは映画についての質問をリーディングしてもらいました。

アレッハンドロ・ホドロフスキーさんが出ている映画です。

ホドロフスキーさんは『エル・トポ』や『ホーリー・マウンテン』で

世界を席巻したカルト・ムービーの監督ですが、

実は著名なタロット収集家でもあります。

わたしたちがタロット講座で使用しているデッキは

カモワン版マルセイユ・タロットといっていますが、

正確には

「アレッハンドロ・ホドロフスキーとフィリップ・カモワン」版

マルセイユ・タロット。

つまり神秘に造詣の深いタロット収集家と

秘伝を保持してきたタロットのマスターが協力して

タロットの叡智を再現したデッキなんです。

さて、講座の中でリーディングした最初の質問は

『ホドロフスキーさん関連の映画を2本とも見る方がいいか』。

展開すると全てのカードがシンプルに正立でした。

出たカードの内容も問題がなさげだったので、

さらにリーディングしてもらいました。

次の質問は

『2本ともを同日に見るのはいい考えか』。

2本同日に見ることができる映画館はあるのですが、

何せホドロフスキーさんはカルト・ムービーの巨匠。

頭がぱんぱんになってしまうかも知れませんから。

後、一緒に見に行く予定の講師の長友さんが少々お疲れ気味で、

さらに睡魔にやられやすいタイプだいうのも気にかかります。

長友さん本人は「2本とも見ても大丈夫かも知れないよ」

と言っていました。

:『神の家』

しかし建物が1つの『神の家』の逆向きで出ました。

そして建物が2つの『月』のカードが正立。

どうやらタロットは分けてみることを提案しています。

『神の家』の逆向きは体力が充実していない様子も表わします。

昨日のことですが、実際はどうだったのかというと

長友さんは見事に寝ました。

何度となく起こしながら、どうにか8割ぐらいは

見ていたのではないかと思うのですが。。。

タロットのアドバイスからも

1本づつ見る方が無難だと思っていましたので、

わたし的には心づもりの通りになりました。

見て来たのはドキュメンタリー映画の

『ホドロフスキーのDUNE』。

監督は別の人で、ホドロフスキーさんの未完の大作の顛末が

関係者のコメントや資料でつづられています。

未完の大作DUNEは、絵コンテやスタッフや演者まで揃い、

撮影の一歩手前まで来ながら資金難のため頓挫しました。

しかし絵コンテなどをまとめた膨大な資料本が数々の映画会社に渡り、

後の映画たちに大きな影響を与えた事実をドキュメントは伝えています。

それは磔刑に終わったキリストの存在した意義が

脈々と人々の中に生き続けていることに少し似ているかも知れません。

ホドロフスキーさんがシュールレアリスムの巨匠ダリを口説き落とす際に

タロット・カードに伝言を書いて渡したというエピソードや

オーソン・ウェルズを料理で口説き落としたエピソードも。

現在85歳になるというホドロフスキーさんですが、

バイタリティーの塊という感じでした。

気になる方は『ホドロフスキーのDUNE』と

『リアリティーのダンス』を調べてみてください。

『リアリティのダンス』はホドロフスキーさんが監督・出演している

自伝的な映画です。

これも近々、見に行ってみようと思っています。

DUNEの顛末も、ある意味、もうひとつのリアリティのダンスですね(^-^)

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神話の滋養をタロットに与える☆星のように

星のカードには2本の樹がありますが、

実がなっている樹の幹のところをよく見ると、

蛇が描かれているのが分かります。

うつくしい場所の樹に蛇がいる情景を考えると

すぐに知恵の樹とエデンの園を思い出しますが、

他にも樹の生えた有名な庭園があります。

:『星』

ヘスペリデスの園です。

ギリシャ神話に出て来る有名な英雄ヘラクレスには

ミュケナイ王から課された12の功業の中で

「ヘスペリデスの黄金の林檎」を入手する必要がありました。

その林檎の樹はゼウスの妻であるヘラーの所有物で、

竜とも蛇ともいわれるラドンによって守られ、

アトラスの娘たちであるヘスペリデスによって世話されています。

そこでヘラクレスはアトラスのところに出向きました。

アトラスはゼウスに命じられて、長年、天空を担ぎ続けていました。

事の次第を伝えるとアトラスは林檎を取ってくることを

快く引き受けてくれました。

アトラスが取りに行く間は、天空を担ぐという仕事は

ヘラクレスが代わります。

戻って来るには戻って来たアトラスですが、

重い天空をまた担ぐことをしぶり、

自分がミュケナイに林檎を届けると言い出しました。

そこでヘラクレスは一計を案じ、

「自分は力持ちだけれど、さすがに天空は重いので、

長く担ぎ続けるにはコツが必要だから

上手い担ぎ方を教えて見せてくれ」と頼み、

アトラスが担いだすきに林檎を持ち去ったというお話です。

星のカードはこの神話の挿絵にさえできそうなくらいで、

2本の樹や蛇、水を注いでいる女性などが描かれています。

水を注ぐ様子から、

これを庭師が樹木に水や養分を与えて世話するように

何かを育てている様子とリーディングすることも出来ます。

ヘスペリデスという名前も「黄昏の娘たち」という意味で、

星が出始めた夕方にぴったりです。

タロットも神話も元型の宝庫ですから、

こうして神話をひもとくことは

象徴のイメージをさらに喚起することができます。

神話を読むことはリーディングを「育てる」ことになるかも知れませんね(^-^)

(象徴の詳細はカモワン版マルセイユ・カードをご覧ください)

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人工の法、宇宙の法を守る☆「法王」のカード

こんにちは。

カモワン福岡のソフィアです。

先日、わたし自身のリーディングで出てきたケースが

なかなか興味深かったので、素材にしたいと思います。

数年前に購入したパワーストーンブレスについてのリーディングです。

以前からお世話になっている方のショップで購入したのですが、

ブレスレットにサポートの聖霊をつけてもらいました。

ブレスのゴムが切れたら聖霊は帰ってしまう前提。

購入したブレスにはフローライトが入っていたのですが、

フローライトはもともと割れやすい性質の石です。

不注意で落としてしまったりして傷が入り、

その内に何玉か割れてしまいました。

それでもサポートはあるのでそのままにもっていました。

ショップのメルマガで

「一度ゴムが切れた場合でも修復すると戻ってくる場合がある」

と書かれていたあったのを見て、「やった」と思いました。

今のままではブレスとして使うことはできないしと考えて、

聖霊のカムバックを期待してブレスを切り、

フローライトの玉やゴムを購入したりしました。

そしてついにブレスを修復。

「聖霊はカムバックしてくれているだろうか」

とリーディングしたのです。

展開の中では切ってしまった問題がまず提示されました。

聖霊にいてほしかったのならブレスとして使えなくても

もっておけばよかったということ。

そしてブレスを何とかしようとしている様子が

『皇帝』の正立や、未来では『力』の逆向きでも出ました。

『皇帝』は物質的に直したのは問題ではないことを示します。

:『力』

しかし『力』の逆向きは、聖霊に戻って来させようとすると

問題があることを示しています。

『力』は逆向きだと無理強いしていると解釈できるからです。

メルマガでは「戻ってくる場合がある」という文章なのに

期待が「絶対戻るよね」にまで膨らんでいたなと気づきました。

この流れの中で出てきた解決カードの一枚に

『法王』のカードがありました。

これは父親など特定の人物像を表すこともありますが、

法を司る様子を表すこともあります。

:『法王』

「法に照らし合わせてみること」が解決策のようでした。

ルールとしては原則的に「ゴムが切れたら聖霊は帰る」のです。

そして直した後、戻るかどうかは聖霊の意志が尊重されるはずです。

これは「自由意志の法則」という宇宙の法の1つで、

存在はその存在自身の自由意志によるというものです。

わたしたち人間もこの法則の下に生きています。

宇宙の法はこの宇宙において普遍的なものであり、

宇宙の法を破ろうとするならば、

破ろうとした側が敗れることになります。

逆に言えば、宇宙の法を守ろうとするならば

その法によって護られるとも言えるでしょう。

「戻ることは強いません」

とサポートの存在に伝言をお願いしました。

タロットが教えてくれたことで違法を回避できそうです。

無理強いされるのって、誰だっていやですものね(^-^)

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