おぼろげにやさしく輝く受容性の『月』
こんにちは、カモワン福岡のブログへ、ようこそ。
今回は『月』というカードです。
『月』は象徴的な要素が多いようでも、捕らえどころがなく感じる
少々難しいカードです。
犬のような動物がいるかと思えば、ザリガニのようなもの、
顔のある天体、あらゆるところの水滴、プールに、建物。
はてさて、どこを中心に読めばいいのか。
しかしこの「きっちりしなさ加減」「はっきりしないイメージ」が
このカードの性質の1つともいえるかも知れません。
また伝統的に太陽が男性性を象徴する天体であるのに対し、
月は女性性の天体とされてきました。
『月』は逆向きの場合は過度に感情的な女性をイメージさせます。
正立の場合、女性の中のミステリアスさや母性を表わすことがあります。
女性の生理はまさしく「月のもの」といいます。
神殿などのパワースポットには生理の女性は入れないことがあります。
この理由のひとつは、生理期間中の女性は感受性が高まっているので、
パワースポットは影響が強すぎることです。
さらに感受性が高くなっている女性は隠蔽や欺瞞などおかしなことがあると
感じ取ってしまうので、それを隠したい側に遠ざけられたとも言われます。
そこまで『月』の女性の感受性は強いということです。
生理の影響が強く出る女性は本人自身でももてあますことさえあります。
「我慢しとこう」と普段はおさめていたはずの問題が感情的に増幅されることで、
問題らしく噴出します。
女性には、月に一度、問題を意識化しやすい機会が与えられている
ともいえるかも知れません。
難しそうな『月』のカードですが、女性は自分自身を、男性は身近な女性を
手がかりに取り組んでいくのもいい方法です。
その際、逆向きだけ、正立だけという風に偏らないように気をつけて。
いづれにせよ、『月』はとても奥深いカードです(^-^)
秘儀の伝統で『月』にふれてみることもできます。