兄弟姉妹の神髄は多様性☆『神の家』
こんにちは。タロットしてますか?
さて、身近な人間関係のリーディングはタロットでも比較的よく出てくることです。
仕事や友達の人間関係のテーマはよく出てきます。
しかしすぐに言い出せない人間関係ほどディープなことが多いようです。
「三つ子の魂百まで」というように幼い頃からの影響というのは長く尾を引くことがあります。
それだけに親子の関係性は影響が大きいようです。
年を経ていくと兄弟姉妹の関係性に問題を抱える人も意外に多く出てきます。
「兄弟なんだから(協力しなさい)(仲良くしなさい)」と当たり前のように発された言葉の影響が長く出続けることで、それが個別性の発達を阻害する場合があります。
兄弟ということで一括りに考えてしまい、長じても「相手も自分と同じように考えるのが当たり前」と安易に思い込んでしまうことがさまざまな問題の原因だったりします。
家制度が廃止された現代は死語になりつつあるのかも知れませんが、「分家」という言葉があります。
兄弟が長じれば分かれていくことの道理が言葉としても現われているのでしょう。
ハリー・ポッターの映画で、シリウス・ブラックの生家に家系を表わす樹木が壁に描かれていたのをご覧になりましたか?
西洋文化の中で家系図は樹木として象徴されることがあります。
樹木という形にも道理が現われていました。
樹木は大きく育てば育つほど、太陽の日を充分に受け取るために広く枝分かれしていきます。
一本の根から出たとは思えないほどの分枝が成長と繁栄の印です。
つまり同じ根から出た兄弟にも多様性があるほど家系の可能性が広がったということになります。
この意味では長じていけば違えば違うほど家系にはいいとも言えるかも知れません。
そして違うことを前提として尊重しあうことができればそれが最善なのでしょう。
おや?これは兄弟のつき合いに限りませんね。
そうでした。人類はみんな地球という家の兄弟です。
これは『神の家』というカードです。
伝統的なマルセイユ・タロットの奥儀では正立ではすばらしい意味をもちます。
なにせ「神」という言葉が冠されているのですから。
家そのものも描かれていて、家系を表わすことのあるカードです。
家の前にふたりの人物がいます。
ひとりは足の方が家の中に残っていて、もうひとりはすっかり出ています。
一方は家の内に関わり、もう一方は家の外に関わる様子とリーディングすることもできます。
『神の家』は家系の多様性、人の多様性のすばらしさを伝えています。
共通性があれば喜び合いましょう。
違うところがあればさらに喜び合いましょう(^-^)
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