小アルカナにも魅力がいっぱい☆アーサー王の剣も
アーサー王の伝説は多くの人が耳にしたことがあるのではないでしょうか。
アーサー王伝説は古くから伝わるもので、魔法使いマーリンや聖剣エクスカリバー、聖杯などの不思議なモチーフに満ちていますね。
アーサー王の円卓の騎士団にも魅力的な人物像がいっぱいです。
古くから伝わるマルセイユ・タロットにも数々の神秘的なモチーフが描かれています。
エクスカリバーを象徴できるであろうこの『剣A』はみなぎるエネルギーと共に描かれています。
(この挿絵は着彩していないので物足りないかも知れませんが(^v^ゞ)
また『杯A』のカードは建物のようにも見えますので、聖杯だけでなく、聖杯探求の舞台となった聖杯城と見立てることもできそうです。
タロットは大アルカナが非常に神秘的智慧に満ちていますので、自然とそちらが話題の中心になりますが、小アルカナの中にも実はたくさんの魅力的なモチーフが描かれているのです。
ここでプレイングカード(トランプ)のマークについてちょっと触れておきましょう。
スペード・ハート・クラブ・ダイヤの内のクラブをクローバー=ミツバというのは間違えです。
クラブは棒がシンボルになったもので、ゴルフ道具のクラブと同じような意味でのクラブなのです。
さて、大アルカナの中に代表的な棒をもったカード『愚者』があります。
『愚者』はいくつもの伝説のモチーフを象徴できます。
その内のひとつはキリスト教の聖人である聖ロックで、受け継いだ遺産を貧者のためになげうち、人々を救済する使命に身を捧げた人物ですが、犬を従えた巡礼者の姿で描かれます。
また円卓の騎士のひとりであるパーシヴァル卿は、若者の頃に老騎士に従って旅立とうと出立したときに、行かせたくない母親から道化師の服を着せられたという話があります。
聖ロックもパーシヴァル卿も神聖な目的の下にわき目を振らない人物というところが『愚者』の人物像にぴったりです。
伝統をもったマルセイユ・タロットには人間の精神の奥深さから出た豊かな象徴がたくさん描かれています。
カードを見ているだけで気づきに繋がるというのが神聖幾何学を元に描かれたタロットならではなのです。
マルセイユ・タロットにはさまざまな智慧が描かれています(^-^)
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