「視線カードの法則」
episode 8
こんにちは。
前回のブログで書いていたように、
今回は、カモワンタロットに出会って僕自身が最初に感動した
『視線カード』というカモワンタロットの根幹のひとつと言えるリーディング方法についてお話しようと思います。
カモワンタロットのリーディング方法が特別なのは、 複数枚のカードの関係性で読むところです。
中でも、基本となるのが『視線カード』のリーディングです。
カードの大半は左右のどちらかに中心人物の顔が向いています。
視線カードとは、それらのカードの人物が何を見ているかということに意味があると考えるのです。
この考え方は単純なことのように思えますが、タロットのリーディング方法としては、とても画期的なことなのです。
一般的なタロットのリーディング方法では、カードを組み合わせて読むということをしていないからです。
『スプレッド』と呼ばれる各種のリーディング方法は、所定の場所に置いたカードは、ここは過去のこと、ここは未来のこと、ここが結論というように、一枚のみでその状態をリーディングするからです。
それに対して、カモワンタロットのリーディング方法は、複数枚を組み合わせて読んでいきます。
ここに大きな違いがあるので、他のリーディング方法に慣れていると難しく感じることもあるかもしれませんが、実際はそれほど難しくはありません。
では、視線カードの読み方について少々触れましょう。
カードを展開する際に、カードの中の人物が見ている方向に一枚カードを置きます。
視線を向けている方向に関心をもって見ているものがあるということです。
これは正立の場合でも、逆向きの場合でも同様です。
マルセイユタロットカードを持っている人は、カードを自分で並べてみてください。
カードを1枚引いて伏せて置き、表にしてみてください。
そしてそのカードに描かれている人が見ている右か左にもう1枚カードを引いてそれを開いてみてください。
すると1枚だけでリーディングするのとは違って、一気にイメージが膨らみます。
この人は何を見ているかという意図や行動がここに見て取れるようになるわけです。
見ているカードは、〇〇を●●する。〇〇に行く。などの「〇〇」に当たるところを表すのです。
引いたの人の意図や行動が異なれば、視線の先には異なるカードが出てきます。
たった2枚のカードでも組み合わせで表されるリーディング内容は多くのパターンになるわけです。
カード1枚1枚の意味とやカードの名前を知らなくても、見ている人と見ている先のカードとの組み合わせで、その人が何を考えているのか、どんなことをしているのかが、イメージできていきます。
実際の初級講座でも、カードの意味を学ぶ前に、カードの印象だけの段階からリーディングの練習をします。
これが不思議とできるようになるのです。
これがカモワンタロットの面白さの最初の入口といってもいいと思います。
深く読み取る秘訣は講座の中でお話していきます。
では、今日はこの辺で。
次回は、「解決カード」についてお話しようと思います。