「解決カードの法則」
episode 9
こんにちは。
今日は、「解決カード」の面白さについてお話します。
カモワンタロットのリーディング方法では、「視線カードの法則」や「解決カードの法則」に沿って、カードを展開していくのですが、
その展開方法を、「カモワンリーディングメソッド」、あるいは「動的展開法」と呼んでいます。
このリーディング方法を使うと、カモワンタロットに描かれた正確な神聖幾何学のシンボルがパワフルな力を発揮します。
その法則のひとつめが「視線カード」で、前回のブログでちょっと説明しましたね。
今日お話しするのはふたつめ、「解決カードの法則」というものです。
解決カードの説明のために、まず逆向きのカードについて少し触れましょう。
カードが逆向きに出た時、そのカードは何かの問題があることを伝えています。
カモワンリーディングメソッド(以下カモワンメソッド)における逆向きのカードのリーディングは、他のタロットのリーディング方法とはかなり異なるものがあります。
まず、正立のときの意味と別に、逆向きの意味を覚えることは必要ありません。
例えば、
『愚者』のカードはどこかに歩いて行っている様子が描かれていますが、
シンプルに「●●に行く、行こうとしている」
という意味があります。
それが逆向きに出たとして、
カモワンメソッドでは、逆向きのカードを「行ってはダメ」とはリーディングしません。
その「行くこと」について何か問題が含まれているとリーディングします。
「行くための何かが不足している等」の問題です。
例えば、準備不足、資金不足、資格の不足、意欲や熱意の不足といったものが現れているのかもしれません。
逆向きのカードや「視線カード」などの組み合わせで、悩みの中で何がどのように問題なのかが具体的に現われ、確認していくことができます。
そして、問題を示すだけでなく、
それに対して、どうしたらいいかを教えてくれる「解決カード」というリーディングをするのです。
それが、解決の手段を見つけていく「解決カードの法則」のプロセスです。
カモワンメソッドのリーディングは、「視線カード」もそうですが、この「解決カード」という考え方も実に独創的です。
このリーディング方法はとても面白いと思いませんか。
「それはできない」ではなく、「それをするためにはどういう解決策があるか」が示されるリーディング方法です。
「解決カード」の示す手段を実際にとることによって、逆向きのカードが示していた「不足などの問題」を癒すことができます。
展開全体は、逆向きのカードや「視線カード」「解決カード」の法則によって、フレキシブルに広がってことになります。
動的展開法はとてもダイナミックなカードの展開方法です。
その他にもカモワンメソッドには、タロットを読み解く豊かな法則があります。
と、ここまでお話ししましたが、これはまだほんの序の口です。
もっと詳しい話・具体的な話をしたいところですが、これから先は、実際にカードを用いて講座の中でお話ししましょう。
では、今日はこの辺で。