タロットとハイヤーセルフ
episode 4
前々回にカモワンタロットの魅力のひとつとして、
「カモワンタロットは、相談者がタロットを引く」というお話をしました。
今回お話しするカモワンタロットの魅力は、
「タロットはハイヤーセルフからのメッセージを伝える」です。
一般的なタロット占いでは、占い師がカードを引き、ご託宣のように占いの内容を相談者に伝えます。
カモワンタロットの場合は、相談者が引いたカードの展開に映し出された心の情景を、タロットリーダーが翻訳するようにリーディングするのです。
そこに展開された内容というのはハイヤーセルフのメッセージなのです。
ということをepisode2でお話ししました。
タロットは、ハイヤーセルフにつながって、メッセージを受け取ることができるツールなのです。
一般にタロットは占いのツールとして利用されていますが、重要なのはハイヤーセルフとつながるということなのです。
その人にとっての最善の選択を知ることに使うだけでなく、価値観、人生観、世界観などの考え方を知り、成長していくための智慧や心の栄養、エネルギーを得るために使える高度なツールだということなのです。
なので、リーディングを学ぶ過程としては、自分の成長のためにタロットの智慧を習得することが先で、その後、自分が取得した智慧を他者のために使うのが望ましいと僕は考えています。
占い師は自分のことを占うのが苦手であるということをよく聞きます。
僕自身も少し前まではそうでした。
でも、実は自分のためにリーディングすることは一番多く、仕事や何かの行動をするとき、他人に対する想いを整理するときなど、いろんな選択や考え方を確かめるために使っています。
客観的になることが難しいため、どうしても自分の顕在意識の範囲でしかリーディングできないということは多いです。
しかし、時々ではありますが、なにかひらめきのような形で気づきを得ることがあります。
それがハイヤーセルフとのつながりが効果的に現れた状態です。
タロットを展開した時点でハイヤーセルフとはつながっていて、カードの展開にはハイヤーセルフのメッセージが込められています。
リーディング方法を知らない段階では、まるで外国語の映画がそこに流れていて、メッセージは伝えられているのだけど、何を言っているのかがわからないという状態なのです。
リーディングを学ぶことは、タロットの言葉を学ぶことであり、リーディングすることは翻訳作業のようなものです
でも、ただ翻訳するだけでは、メッセージの真意がわからないことがあります。
そんな時、慎重に静かに耳をを傾けてみると、言葉遣いや物のたとえ、ことわざのようなことがそこにあることに気づき始めます。
そして、それらのことを分かったとき、映画のテーマを理解して、深く感動するように、真にメッセージを理解できるのです。
この流れで、第三の耳が働いている状態です。
タロットの展開のときには自分も相談者もそれぞれのハイヤーセルフとつながるので、リーディングを習得すれば、他の人へのハイヤーセルフからのメッセージを一緒に読んでいくことが可能になります。
ここがタロットのすごいところなのです。