先日「思考は現実化する」ということについて書いた
先日「思考は現実化する」の記事について続きです。
実は、このタイトルが、ナポレオン・ヒルの有名な成功哲学本であることは少しは知ってはいましたが、その本自体を読んだわけではなく、このキーワードが直感的に気になったので、文章にしてみたのでした。
あとで調べてみると、なかなかの批判を受けていることがわかりました。
この本に似ているのが、10年前ぐらいにブームとなった「引き寄せの法則」と「ザ・シークレット」です。
実は基本的に言わんとしていることは同じ。
ただ何しろ、内容は、経済的な成功を賛美していて、金持ちになるための本のようなもの。
これに対して、「願うだけ、思うだけで、そう簡単に豊かになるなんてあるはずがない」という批判がうずまき、自分の努力なしに夢がかなうかのようなことを言うのは詐欺だと多くの人がいうようになり、このブームは去っていきました。
あらためて本に目を通すと、確かに、「思考は現実化する」も「引き寄せの法則」と同様胡散臭さを感じます。
それは、経済的な豊かさを得るための、現世利益への誘導、誘惑が本の大半を占めるからだろうと思うのです。
「成功」「金持ち」「巨冨」「財産」などが主たるキーワードとして目に飛び込んできます。
実際、書籍出版のあと、CD、DVDが多数販売され、ワークショップなども開催されただけでなく、本家以外の紹介本、ブームに乗っかった多数のグッズ、書籍もたくさん出回り、現世利益を求めて、このブームにたくさんの人が殺到しました。
このことを意識してたら、あのブログは書かなかったかもしれません。
現世利益を得ることを称賛した文章と思われたくないからです。
ただ、冒頭に書いたように
単純に「思考は現実化する」のキーワードが気になったのです。
現実化させたいものは何も成功とか豊かさとかに限ったことではなく、
人は何か叶えたい願いや目標や夢があり、
それをいつか実現させたいと思っているもの。
だからここでは現実化させたい何かとは、そういうもののことです。
何かを実現したければ、その実現のためにしっかりと考え、そして行動する。
これがシンプルな実現への道です。
もととなるのは、純粋に、真剣に願う思考です。
それは信念という言葉でも置き換えられます。
何も思わず、思ったところで何も行動しなければ、何も実現しません。
失敗することはすべて経験となり、そこから次のアイディアが生まれる。
そのもととなるのが、(実現したいことを)思考するということです。
ただ、その思考の一方で、
これが実現したら困る何かを想像するようなら、それは実現しないということ。
顕在意識と潜在意識がシンクロすると、思考して行動する具体的な中身が実現性のあるものになるけれども、シンクロしていないときは、中途半端な計画だったり、なにか足りなかったり、行き過ぎたりした計画になり、実現しなくなるのだと思うのです。
つまり、「思考は現実化する」のあとに「しかし、思考しただけで現実化はしない。しかも純粋で曇りのない思考でなければならない」という言葉が続くのだと思うのです。
そうすると、最終的には「失敗を恐れず、やってみる」というよく聞く言葉に到達するのではないかと思います。
これは「ⅩⅩⅠの世界」というカード。
願いがかなう。成就するという意味をもったカードです。
願いがかなう人は、それまで多くの経験をしています。
愚者が純粋に目標に進み始めたら
タロットマンダラに並んだいろんな経験をして
大アルカナ最後のカードに到達したとき、願いが叶うのです。
そのさまざまな経験とはいったいなんでしょうか。
それはスクールでお教えします。