サイレント・ピリオドの向こう側☆タロローグになる

こんにちは。アントレへ、ようこそ。

全国、続々と梅雨明けしそうな今日この頃ですね。

これからの暑さの中、体に気をつけて過ごしたいものです。

先の週末2日で、カモワン・タロット初級講座の手品師コースが終了しました。

講師の長友さんに聞いたところによると、受講生さんは講座の中頃までは習得できるのか気にされていたとのことですが、

5日目の辺りから急激にリーディング力が現れて来たようで、6日目はかなりいいリーディングになっていたそうです。

よかった、よかった(^-^⁼

わたしソフィアも自分が受けた時のことを思い出すと、心当たりがあります。

講座の中頃までは頭を?マークが飛び交っていました。

それでも面白くて授業に食らいついていると、後半にかかる頃に何かを突然につかみはじめました。

その様子は「プラグがつながる」と表現されることもあります。

幼児の言語習得や外国語習得などで耳にすることのある『サイレント・ピリオド』。

言語習得の環境に身を置きながらも表にその成果が現れない期間のことです。

(学びに身を置く『女法王』)

けれども内側では、受け取った刺激が脳内に新しい回路を作り、さらに繋がり合おうと細かい活動を行っています。

そしてあるとき表に成果が現れ、外国語の話者になります。

タロットも言語です。

シンボルを言葉としてコミュニケーションします。

ですので、タロット+ログ(ロゴス:言葉、理性)で、タロットの言葉を理解する者であるタロットリーダーのことをタロローグと呼ぶこともあります。

手品師コースを終えて、カタコトでやりとりできるようになったら、さらにリーディングを続け、

深くコミュニケーションできるように、1つの展開にたっぷり時間をかけて読み込む練習をしたり、

早くコミュニケ―ションできるように、制限時間を設けて短時間でどこまでリーディングできるかの練習をしたりするのもいい方法です。

タロットの聖霊は、人間がタロットに取り組みたい情熱と同じ熱量で、しっかりと付き合ってくれます。

タロットとのコミュニケーションを楽しんでください(^-^)

ソフィア

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フランス映画で見る「職人」の世界☆ヨーロッパの背景

こんにちは。アントレへ、ようこそ。

日本全国、続々と梅雨入りしているようですね。

わたしソフィアはすがすがしい緑の自然の中が好きなのでちょっと残念です。

野外での楽しみは当分お預けです。

代わりに屋内での楽しみがいろいろありますね。

わたしが屋内で楽しむものとしてはタロットがありますが、ソーイングと刺繍もほんの少し嗜みます。

マルセイユ・タロットを勉強し始めると、徒弟制度や親方制度と呼ばれる制度について聞くことがあります。

中世ヨーロッパのギルドにおいて採用されていた職人教育や指導者認定のための職業訓練制度です。

徒弟制度では、基本的に徒弟は親方の下に住み込み、一定期間指導を受けた後に一人前の職人になります。

職人としてさらに熟達すると、親方組合に作品を提出して審査されるなどの試練を経て、認められれば親方の仲間入りとなります。

親方は技能だけではなく、指導者としての人間性も求められたそうです。

タロットの中で、人間の成長を職人の成長に喩えているので、職人の世界について知ることでカードの理解の助けになります。

その手掛かりとして、職人の世界をフランス映画で覗いてみるのはどうでしょうか。

さまざまな職人の世界がありますが、自分の好みの方向性から、わたしがご紹介できる映画はソーイングと刺繍のものです(^~^ゞ

まずは、2004年のフランス映画『クレールの刺繍』です。

刺繍が好きな17歳のクレールと刺繍職人のメリキアン夫人が、不本意な妊娠と息子の事故死というアクシデントをきっかけにして共に働くようになり、ぶつかり合いながらも、かけがえのない関係性を紡いでいく様子を描いています。

メリキアン夫人は以前、有名なルサージュ氏の刺繍工房で働いていて、ルサージュ氏が親方、メリキアン夫人はそこから独立した職人です。

クレールは初めて刺繍を仕事にするので、いわば徒弟としてメリキアン夫人の下ではたらきます。

お互いの心が通い合うようになったとき、クレールは自分が創作した刺繡入りショールをメリキアン夫人に進呈します。

それはクレールの刺繍の能力とメリキアン夫人に対する敬意を同時に表わすものでした。

『クレールの刺繍』は全編が映像も美しく詩情あふれたもので、とてもお勧めです。

食事、パジャマ、性、生と死などの要素が変化しながら繰り返されていて、作りが詩や音楽を思わせます。

美しい刺繍も出て来ますし、使われている音楽も秀逸です。

『クレールの刺繍』に出会うことができたらぜひ見てみてください。

2021年のフランス映画『オートクチュール』はディオールの工房を舞台としています。

工房の責任者エステルは職人としての衰えを感じ、引退を考え始めていました。

やることが見つからず、エネルギーを持て余している移民の少女ジャドは、友だちと共にひったくりをはたらいていてエステルに出会います。

エステルは、ジャドが裁縫や刺繍の才能に恵まれた手をしていることを見抜き、見習いとして工房に導き入れます。

はねっかえりのジャドはお針子たちの中で対立や調和を体験しながらも、少しずつオートクチュールの世界のすばらしさを知っていきます。

工房に親方らしき人物が現れたときの職人たちの背筋が伸びる様子はその世界での親方への敬意や畏怖を感じさせます。

『クレールの刺繍』では職人と徒弟の2人の小さな工房ですが、『オートクチュール』では大きな工房でのお針子たちの様子が描かれています。

両作品とも職人を演じるのがアリアンヌ・アスカリッド、ナタリー・バイと名女優さんで見ごたえがあります。

悩み多き徒弟を演じるローラ・ネマルク、リナ・クードリが二人とも芯がある感じで、名女優との共演がとてもすばらしいです。

映画を見るのに静かな雨の日はぴったりですね。

わたしたちはこれからまだまだ成長を遂げていきます。

自分を楽しく導くものを心のコンパスに聞きながらぜひ取り入れていきましょう(^-^)

ソフィア

手品師コースの新スケジュールのお知らせ6月・7月

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内なる言葉・外なる言葉に向き合う☆真実の姿

こんにちは。ソフィアです。

アントレへ、ようこそ☆

人生の中で人の姿に感動することがありますが、後々まであなたの記憶に残るのはどんな姿でしょうか。

それを振り返ると自分に必要なものを発見できるかも知れません。

わたしソフィアでいうと、アニメーター・漫画家の宮崎駿監督の姿が記憶に残っています。

ご子息の宮崎吾郎監督の映画作品についての取材映像でのことです。

吾郎監督の作ったフィルムを見るのは嫌だといい、その理由について、自分の息子であるとかいうことよりも、と言いかけて言葉を止め、

「自分の息子だから嫌だよ」

と言い直すシーンがありました。

慣用句的な言い回しという形でさえ嘘をつきたくない人なんだなと思いました。

わたしは言葉に対してあんなにしっかり向き合えていない気がします。

軋轢が生じそうな場合や言葉を尽くすには時間がかかると思う場合に、つい言葉を丸めてしまうことがあります。

難しい場合には「なんて言えばいいか分からない」と伝えることもできるはずなんですけどね。

そういうときの心の動きを思い返してみると、単に波風を立てたくないときだけでなく、「自分がしゃべるのを受け止めてもらえない」という思いがあることに気づきました。

そういうときは、まずは自分が自分の心と向かい合い、寄り添う時間をもつことが必要かも知れません。

自分が自分の思いを受け止める時間をなおざりにしているために、他者にそれを投影しているだけかも知れません。

このカードは『吊るし』です。

逆さになった人が手を後ろに隠している様子を表しています。

このカードが問題カードとして出る場合、この人は他人に隠すだけではなく、自分自身にも隠し事をしているおそれがあります。

(正立で出る場合には隠すことが悪いことではありません)

このカードは『審判』です。

上では天使が聖なる音を響かせ、下では人が枠から立ち上がって天使を見たり、聞いたりしています。

下の人たちは裸です。

身も心も隠すことがない状態のようです。

この2枚のカードたちには四角い枠のようなものが共通しています。

それが真実の生き方をしたいときの気づきのヒントになります。

四角い枠を自分の枠と解釈してみると、

『吊るし』では、自分のもつ「癖・パターン」をよく観察し、「ああ、〇〇な風に思い込んでいたな」と客観的なれたら、一歩真実の生き方に近づいています。

『審判』では、自分を封じていた「癖・パターン」から外れて、「真実の生き方ならこうだと思う」という方へと立ち上がっていくことになります。

パターンをやめてみて、真実へと歩みを進めると、自分の中の「天」の部分であるハイヤーセルフとの繋がりが強まります。

充分に繋がりが強まると、意識的か無意識的かはさまざまですが、魂の計画に基づく役割「コーリング・使命」へと進むことになります。

宮崎駿監督はまさにそういう人ですね(^-^)

タロットにはたくさんの知恵が描き込まれています。

タロットは、シンボルとその中に伝わる知恵によって、人をコーリングへと導くための天からの授かりものです。

ソフィア