変容する者☆『ⅩⅢ』の再生

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こんにちは。アントレへ、ようこそ(^-^)

雨、降りますねー。

この雨が緑を育むのだからしばしのシンボウ。

さて、前回の『節制』と視線を合わせているような『ⅩⅢ(13)』を今回はみていきましょう。

(前回の「変容者を見護る者☆『節制』」も合わせてご覧ください<(_ _)>)

『ⅩⅢ』には、やせ細って苦しんで、大きな鎌をもっている者が描かれています。

黒い土の「黒」は「死」を思わせ、そこに埋まった「頭」はまるで死者の頭のようです。

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「死すべき段階」の古い状態に「思考・考え」が埋まっていることを示しています。

さらに肉色の足の下にある「頭」は見えにくいところにあります。

つまり自覚できないほど抑圧してしまった考えのようです。

肉色の足の下の抑圧した「考え」はジガジガと『ⅩⅢ』を痛めつけますが、苦しみの原因が自覚されていないので、もうひとつの頭の方に刃物の先が向かっています。

(挿絵には詳細なシンボルは描かれていません。お手元のカードか、カモワン・タロットスクール公式サイトのカード画像でお確かめください)

ジガジガした怒りの「考え」が無自覚の黒い土の中から衝動的に湧き上がっています。

『ⅩⅢ』の肉色の足はジガジガの危険な暗礁に乗り上げている状態です。

もう一方の空色になった足の下は黒い土があります。

霊化した空色の足は黒い土に抵抗なく接地しているように見えます。

『ⅩⅢ』は肉色の方ではなく、空色の足の方に重心を移した方がよさそうです。

抑圧した思考から逃げると、『ⅩⅢ』は逆向きになり、『節制』と向き合うことはできず、苦しみが募ります。

空色の方に重心をおいて、無意識の領域をさらってみれば、『ⅩⅢ』は抑圧してきた古い考えに気づき、整理することができます。

そのときにはもう『ⅩⅢ』は『節制』と向き合っていて、大きな天使は『ⅩⅢ』が変容していくのを助けています。

苦痛を感じていたら、まずは痛みを生む「考え」に軸足をおくのはよしておきましょう。

その「考え」はあなたに合ってない古いものです。

自分にやさしい目を向けながら、いやな感情の元になっている「古い考え」を見つけ、捨て去る作業を改めてやっていきましょう。

そうすると大きな天使がゆっくりと癒しの液体を注ぎ入れ、今までとは違う新しい考え方が芽吹いてくるようになります。

『節制』は癒し手なので、『ⅩⅢ』のように苦しい時にはヒーラーやセラピストなどにサポートしてもらうのもいいかも知れません。

ソフィア

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変容者を見護る者☆『節制』

こんにちは。アントレへ、ようこそ(^-^)

今回は『節制』のカードです。

『節制』には地上に降り立った大きな天使が描かれています。

タロットを学び始めた頃のわたしには、この天使がスラッとした女性のように見えていましたが、最近では男性のようにも見えています。

みなさんにはどう見えていますか?

一般に、天使は中性あるいは性別はないと言われます。

情熱の赤と冷静さを思わせる青を身につけているこの『節制』の天使はバランスよく中庸を保っているようです。

『節制』の天使は水瓶を2つ持っていて、アストロロジーの「水瓶座」を想起させます。

「水瓶座」を意味するフランス語は<Verseauヴェルソー>です。

<Verseau>は<verserヴェルセ:注ぐ>という言葉からきています。

<verser>には「注ぐ」だけでなく、「与(くみ)する・賛同する」などの意味があります。

『節制』の天使は視線を向ける対象に与する、協力する存在のようです。

タロット・リーディングでの場合ですが、

「〇〇は天にサポートされるか」という質問でリーディングしたときに

天の使いである『節制』が、その〇〇を表わすカードを正立で見ていたら、「〇〇は天にサポートされる」と読むことができます。

『節制』の天使が下に構えた水瓶の開口部は赤いのですが、上に構えた水瓶の開口部は黄色です。

黄色い開口部はくちばしのように尖っています。

(挿絵には詳細なシンボルは描かれていません。お手元のカードか、カモワン・タロットスクール公式サイトのカード画像でお確かめください)

くちばしがあるのは鳥です。

鳥は翼で飛べることから、翼は自由をもたらす象徴です。

特に地上から自由であることから、鳥は精神・魂・聖霊なども象徴します。

黄色い水瓶から液体を注ぐ『節制』は「地上からの自由」や「魂の呼びかけ」をもたらす存在です。

『節制』は14という数をもっていますが、次には13の数をもつ『ⅩⅢ』があります。

『節制』は黄色く輝く目で『ⅩⅢ』の黒い土の方を見ています。

次はそちらの方を見ていきましょう。

ソフィア

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より本当の自分に☆『悪魔』の浄化の黒い土は厳しめ

こんにちは。アントレへ、ようこそ(^-^)

前の記事の終わりは

「謙虚さのある『神の家』の目覚めの気づきのためにも、ひとつ前の『悪魔』が実は必要な段階なんです。」

でした。

その続きの話をしていきましょう。

人生での重要な岐路を振り返るときに、人が「そこに苦難があった」「その苦難は今の自分になるために必要なものだった」と話すのを目にすることがしばしばあります。

それは「本当の自分」として覚醒しはじめる『神の家』の前に、試練・難関の『悪魔』があるのと似ています。

「本当の自分」になる前の自分には「偽りの自分」の部分もあるからなんですね。

「偽りの自分」を含んだ状態で『悪魔』の前を通過しようとしても、恐れなどに基づいた余計な執着があることで誘惑に絡めとられるわけです。

『悪魔』のカードは他の大アルカナに比べて、登場人物たちが格段にいやな表情を浮かべています。

(挿絵には詳細は描かれていません。お手元のカードか、カモワン・タロットスクール公式サイトのカード画像でお確かめください)

「いやな感情」は大切です。そこに何か問題があることをはっきり教えてくれています。

けれど下の子分たちはそこに留まっています。

なぜなら余計な執着・付着物があることで判断が狂ってしまっているからです。

『悪魔』のカードの一番下の黒い土は、「極楽浄土」に対して、現世の別名である「穢土(えど)」を象徴します。

(黒い土は錬金術でいわれるところのプリマ・マテリアでもあります。タロットは象徴体系ですから。)

穢土はけがれのあるところという意味です。

極楽浄土で蓮の花が開くために、現世を研磨剤にして余計なものを磨き落とします。

いやなことをいやと感じるようになる試練は極楽浄土ではできません。

だからこそ、人間は喜びだけじゃなく苦痛も多い地上に生まれてくるようです。

この苦楽のコントラストの強い地上で、判断の狂いを生じさせる余計な付着物をしっかりそぎ落とします。

その大掃除は『神の家』の直前までつづきます。

そして最後の最後に『悪魔』の厳しい試練が来ます。

植物の中には春に芽吹くために冬の寒さを必要とする「低温要求」の性質をもつものがあります。

目覚めの『神の家』の前にある『悪魔』までの厳しい穢土の黒い土の経験はこの低温に当たります。

子分の頭には低温にさらされて枯れたような黒い枝のようなものがくっついています。

『悪魔』の親分は意見を異にする子分の頭を棒で殴ります。

親分は同じ意見の子分には甘い幻想を見せて、頭を撫でたりしますが、『神の家』には進ませてくれません。

意見の異なる子分がいつか親分に隷属しなくなったときには『神の家』への案内がはっきりと見えてくるのでしょう。

『悪魔』と意見の異なる子分は黒い枝が外れたら「本当の自分」になりはじめています。

ソフィア