動く『運命の輪』はこう教えてくれる

こんにちは、アントレへ、ようこそ(^-^)

なかなか大変なこの頃ですが、何か特別なことを見聞きすると「一体どういう意味があるのだろう」と考えてしまうことがあります。

感じ取れる答えは、多分、一律ではなくて、「わたしにとって」「あなたにとって」のそれぞれの意味があるような気がします。

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人生の意味を問いかけているようなカードがタロットにもあります。

それは『運命の輪』です。

この輪は回転しますので、外周は上がったり下がったりします。

外周にいるものたちの状態は輪の動きによってさまざまに変わります。

まず、褐色の生き物を見てみましょう。

耳がよじれていて、他者の声も自分の心の声も聞けなくなって、気力をなくしています。

何にもつかまらないでそのまま落ちていきそうです。

頼み綱は輪の中心から出たスポークや小さな継ぎ具に辛うじて引っ掛かっていることです。

次は上のプラットホームに座っている空色の生き物。

「自分は高いところにいるから安泰」とばかりに威張って座り、片手では剣を抱えて、高みの見物をしています。

運命の輪が想定外の動きをすれば、プラットホームごと水面に落ちるおそれがあります。

では黄色い生き物はどうでしょうか。

目を見開き、唇を噛みしめ、必死に落ちまいとしています。

前足で軸をガシッとつかんでいますし、後ろ足の爪も長く伸びていますので、輪が動いたときにも意外と落ちずに済むのは黄色い生き物かも知れません。

(この挿絵は省略して描いたものです。カードをお持ちでない方はこちらからご覧ください。カモワン・タロットスクール公式サイトのカード

もし、あなたがウサギ犬なら次はこの輪のどこに行きましょうか。

わが世の春を謳歌できる天辺でしょうか。

落ちてしまう危険性はありますが、トライするのも人生の醍醐味かも知れません。

もうひとつよさそうな場所があります。

それはこの輪の中心の部分です。

輪の中心は、回転する輪の変化に晒されないところです。

輪がどんなにぐるぐる動いても中心は不動の一点です。

ここは、結婚の誓いで「富めるときも、貧しきときも」といういつも変わらないあり方のような場所。

「これが一番大切だ」という何かに気づくと、どのような状況の中でも、人は大切なものごとを中心として自分の軸を保つことができます。

「これが一番大切だ」ということは「これを一番愛している」ということです。

その何かは個々人で異なり、人への愛であったり、ペットへの愛であったり、趣味や仕事への愛であったり、さまざまです。

輪の不動の中心は何かを愛しているあなた自身の姿です。

もし「一番愛している」じゃないものを自分の中心に置いているようであれば、『運命の輪』はあなたの安定感を失わせるように動くかも知れません。

「あなたの愛している何かがはっきりしているなら、それを自分の中心に置く方がいいよ」

と『運命の輪』はわたしたちに語りかけます。

『運命の輪』はわたしたちが、本当に大切なものに気づくまで、輪をぐるぐると回して、心の周りについた垢をふるい落としてくれます。

ソフィア

各記憶まで肯定して☆それぞれのサーガ

こんにちは、アントレへようこそ。

『世界』のカードはタロットの最後のカード。

このカードのもつⅩⅩⅠ(21)という数は、聖なる数と言われています。

『世界』の人は、過去側を見ています。

『世界』のカードだけでなく、3段×7列のマンダラで右端にくるカードは全て過去側を見ているんです。

それぞれの段を終えるにあたって、それまでのことを振り返っています。

これから先のところに行く前に、今までのことを受け留めているということです。
 
 
 
先日、内観していて、

「各記憶まで、各細胞まで肯定する」

ということが必要だと感じました。

自分の今までの全記憶を自分の歴史物語(サーガ)のように捉えてみませんか。

苦痛・怒り・恥辱・悲哀の過去も、物語の中では、旅の障壁であり、自分に陰影や深みを与え、自分の存在を定義します。

「自分という存在」を完全に知ること・味わいつくすことが人生という旅の目的です。
 
 
 
自分はこれが好きで、これは嫌いと分かるためには厭な経験は必要で、ありがたいものだと言えます。

悩みや葛藤は、知るため、気づきの火を起こすための必要な摩擦のプロセスです。

気づきを得たら、速やかに経験を手放すことが大切なようです。
 
 
 
「うれしいと分かった」「いやだと分かった」「経験を受けとめた」という宇宙への合図が「感謝」だとバシャールは言っているようです。

合図が来なければ、宇宙は似たような経験を、再度、わたしたちに贈ってくれることになるのでしょう。

感謝とともに経験を手放せば、宇宙は次の経験への扉を開いてくれるのでしょう。
 
 
 
『世界』のカードの周りには、上下には黄色いリボンが巻かれた空色の葉の大きなリースがあります。

真ん中の主人公は両手を広げて、歓喜のダンスを踊っています。

時空を超える魔法のようなダンスです。

21という聖なる数が冠されているのは完成の祝福ということからも来ているのでしょう。

そして『世界』のカードの図柄はⅩⅩⅠの数の間の枠線からはみ出ています。

どうやら宇宙の扉は開いているということのようです。
 
 
 
どんなに人生が凸凹したときにも、顔を上に向けて旅を続けるために、自分の明るい顔だけじゃなく、陰になった顔・陰った記憶も、自分の歴史物語に深みを与えるひとつの出来事として受け取っていきましょう。

感謝しながら。

この『愚者』のように。前を向いて、上を向いて歩きましょう。

明るい顔の歴史も陰になった顔の歴史も受け留めていった後に、わたしたちは、宇宙からの祝福の中で喜び、踊るダンサーとして存在することになっています。

sophia

カモワンタロットは未来を占うことに重きを置いていません

episode 11

こんにちは。長友章二郎です。

あまり知られていないように思いますが、
タロットには、いろいろな心の在り方が書かれています。

だから、僕はタロットを使います。
でも占いとしては使いません。
僕はタロットを、自分の選択を確信に変えるために使います。

未来を占うことは重要ではない

「占い」というのは、未来を知ろうとすることです。

僕が使うカモワンタロットのリーディングは、未来を占うことに重きを置いていません。
あくまで現在の自分を知ることが大事だという考え方をしています。
未来を知ることはむしろ意味がなく、未来を知った時点から、その未来は変わっていくからです。

アレハンドロ・ホドロフスキーも

“未来を読んではいけない。それは詐欺だ。タロットは現在を語る言葉”

と言っています。

タロットリーディングをするときは
「〇〇することは、いい考えですか?」
「〇〇することは、いい方法ですか?」
「〇〇しようと思うが、いいですか?」
という質問の仕方をしています。
自分で自分のことをリーディングする時だけでなく、お客さんに対してもこの聞き方を薦めています。

要するに、何かの事柄に対して、こうしようと思うという意志や選択があって、それを確認するのです。
セッションではお客さんに対して、悩んでいることについて、「あなたはどうしたいですか」とまず聞きます。よくわからないような場合でも実は心の奥には「こうであってほしい」という気持ちがあるものです。ですから「どちらかといえばどうですか」とわずかにでもある自分の願いのようなことを意思確認として尋ねてみるのです。

 

タロットには心の在り方が書いてある

タロットの大アルカナの22枚は、人生の歩き方、人としての心の成長の過程を描いています。そのことに着目しながら、一枚一枚を見ていくと、一枚ごとにそれぞれ違った指標や教えが描かれています。

タロットの面白さは、そういった指標や教えというものが、文字でなく、絵で描かれている所にあります。文字ではないので、基本的に言葉の障壁がありません。
(ただタロットが作られたのがマルセイユ地方であり、フランス語を土壌としているので、象徴をフランス語の言葉に直すと、日本語とは違う意味が含まれていることは多々あります)

タロットが示す心の在り方は、人生を進むための教本のようでもあります。人生哲学で語られるようなことが象徴を用いて描かれています。
そして、一枚のなかだけでなく、複数のカードの組み合わせや並んだ順番によって、意味を成す仕組みもあります。そこは非常によくできているのです。
(マルセイユタロットに描かれている絵のひとつひとつには意味があります。他のカードとの関連性もあります)

前の日に起きた課題に対して、疑問をもったり、悩んだりしたあと、翌朝、内観して考えたことをノートに吐き出した後、自分が「こうしてみよう」とか「こんな風に考えてみよう」と思ったことを、タロットを展開してみると、今の自分に必要なメッセージがカードに現れます。

そうやって、今、自分はどうしたらいいのかの答えを得るのです。
タロットが教えてくれた最善の方法を、あとは実践していくのみです。
あくまでもそれは自分の選択として現実化を図るのです。そのあとは、納得の行く結果を自分で得ることになります。

タロットを学ぶと、タロットを自分のために使うことができるだけでなく、タロットの中に書かれているたくさんの心の在り方を知ることができます。そしてその知識はとても大きな財産になります。