『戦車』の騎士は緑色のしずくで動く☆強いられず、流されず

こんにちは。アントレへ、ようこそ☆

さてさて、前回の「『恋人』の「地」はアシメトリー」が教えてくれた

「感動が人生に栄養を与える」

というアルカナに続き、

『戦車』のカードも人生の進み方について面白いヒントを与えてくれます。

☆ ☆ ☆

それをお伝えする前準備として。。。

「感動する選択肢を選ぶと人生を動かすエネルギーが湧く」

という話で出ていた

<émouvoir エムヴォワ 感動させる・動揺させる>

というフランス語ですが、

(無学のフランス語なので、毎回説明が妙かも知れませんが大目に見てください。ヒントとしてざっくり捉えましょう(^₋^ゞ)

<é>と<mouvoir ムヴォワ>の2つに分けることができます。

<é>は「状態への移行」「外へ」などの意味合いの接頭辞で、

<mouvoir>は「動かす・駆り立てる」の意味です。

つまり「感動(動揺)」がその人を「外へと動かす」、「動く状態に移行させる」ということです。

感動は行動を可能にします。

あるいは動揺は行動を駆り立てます。

試しに<é>を、物理での「エネルギー」を表わす記号っぽく大文字にして<É>と書いてみましょう。

<É><mouvoir動かす>、感動・動揺は(人を、人生を)動かすエネルギーだと教えてくれているようです。

では、『戦車』のカードを見てみましょう。

馬車の台座にはしずく型のシンボルが付いています。

水のしずくのようですが、樹木を思わせるような緑色をしています。

水が外に流れていた『恋人』のカードとは異なり、

美しい盾型の装飾枠の中にしずくを収めているこの騎士は、感情を上手に保護できる人です。

肩当てが付いた鎧のようなものを着て、肩も胸も守られています。

ですから『恋人』のカードでの赤い袖の人のような強制・圧迫してくるような相手がいても、動揺して行動に駆り立てられることがありません。

情に流されることはありませんが、情熱はもっています。

騎士の緑色のしずくは感情ですが、木のように燃やすことのできる熱い心なのです。

自分の情熱の赴く方へと行動をとることができるのがこの『戦車』の騎士です。

<É><mouvoir動かす>が動かすエネルギーだったように、戦車の熱いしずくは燃える火焔のような縁取りに囲まれています。

(挿絵には詳細なシンボルが描かれていません。お手元のカードか、カモワン・タロットスクール公式サイトのカード画像でお確かめください)

「自分の情熱が赴く方へと行動のエネルギーを向けていきませんか。

そのためには、一段高いところから自分の感情を見守る視点を確保しておくといい」

と『戦車』の騎士は教えてくれています。

 

ソフィア

 

タロット・リーディングを受けたい方はセラピー・ページへどうぞ。

長友さんのリーディングはおすすめです🍀

『恋人』の「地」はアシメトリー

こんにちは。アントレへ、ようこそ(^-^)

暑いですね~。

こんな暑い日は室内でタロットに励むに限ります(^▽^)

今回は背景の象徴をとりあげますが、

人物などの象徴より面白味がないというようなことは一切なく、

結構な洞察を与えてくれます。

☆ ☆ ☆

あなたの好きなことは何ですか?

心の琴線に触れることは何ですか?

心が振えることは何ですか?

そう問うところから始めたのは『恋人』というカードが「愛」や「好み」に関わるカードだからです。

「恋人」という意味の<amoureux アムルー>は「愛好者」という意味にもなり、このカードの登場人物は何が好みかに想像を巡らすこともできます。

今回のブログの題名にもあるように、

『恋人』の登場人物たちの背景にある黄色い地層はアシメトリー(左右非対称)です。

あまり目立たない描かれ方ですが、そこには実は大切な意味が隠れています。

(挿絵には詳細なシンボルが描かれていません。お手元のカードか、カモワン・タロットスクール公式サイトのカード画像でお確かめください)

何かを「好き」であるには感情がはたらいています。

感情は水です。

感情は水に例えられ、水のような性質をもっています。

「気持ちを汲む」とか「情に流される」「好奇心が湧く」などの言葉で表されるように、感情は水で象徴されます。

このようにいうからには、『恋人』のカードのどこかに水が描かれているだろうと思うところですが、

実は水そのものは描かれていなくて、描かれているのは水が流れたしるしです。

真ん中の人は、左右の人と関わって<émouvoir エムヴォワ(仏)感動させる・動揺させる>られています。

背景の黄色い地層は、向かって右の青い袖の人の側にはありません。

青い袖の人の指が彼の胸に触れています。

その言動が彼の心の琴線に触れたために「感動」が湧きおこり、感情(水)が流れ、黄色い地層は流されたようです。

赤い袖の人の側では、黄色い地層が上から押しつぶされたようになっています。

「現実を見ろ」「立場を考えろ」と言わんばかりの赤い袖の人の指先に圧迫されたかのようです。

「動揺」しているのかも知れません。

感動が地面を流したり、動揺で地面がひしゃげたり。

これらの象徴が伝えることはこうです。

「もし、人生の岐路にあるのなら、心を羅針盤にして喜び・感動・活気を感じる方に針路をとりましょう。

感動などの強い感情は、岩をも砕く大波のようなパワフルなエネルギーをもっています。

あなたの心の琴線に触れ、心を感動させるような選択肢を選ぶと人生を動かしていくエネルギーが湧きます。

一方で、あなたが動揺するような選択肢は人生を圧迫し、押し固める方へと向かわせます。

それではあなたの人生を活き活きさせることにはならないようです。」

一見似たように見える選択肢でも、あなたが感動できるものを選ぶか、そうではないものを選ぶかの違いは次の人生の場面に大きく反映します。

感動は人生に栄養を与えます。

感情と人生の進み方については、次の『戦車』のカードも大切なことを伝えてくれるようです。

 

ソフィア

 

『恋人』のカードはあなたに何を伝えるでしょうか。

カモワン・タロットのリーディングを学びたい方はスクール・ページへどうぞ。

より本当の自分に☆『悪魔』の浄化の黒い土は厳しめ

こんにちは。アントレへ、ようこそ(^-^)

前の記事の終わりは

「謙虚さのある『神の家』の目覚めの気づきのためにも、ひとつ前の『悪魔』が実は必要な段階なんです。」

でした。

その続きの話をしていきましょう。

人生での重要な岐路を振り返るときに、人が「そこに苦難があった」「その苦難は今の自分になるために必要なものだった」と話すのを目にすることがしばしばあります。

それは「本当の自分」として覚醒しはじめる『神の家』の前に、試練・難関の『悪魔』があるのと似ています。

「本当の自分」になる前の自分には「偽りの自分」の部分もあるからなんですね。

「偽りの自分」を含んだ状態で『悪魔』の前を通過しようとしても、恐れなどに基づいた余計な執着があることで誘惑に絡めとられるわけです。

『悪魔』のカードは他の大アルカナに比べて、登場人物たちが格段にいやな表情を浮かべています。

(挿絵には詳細は描かれていません。お手元のカードか、カモワン・タロットスクール公式サイトのカード画像でお確かめください)

「いやな感情」は大切です。そこに何か問題があることをはっきり教えてくれています。

けれど下の子分たちはそこに留まっています。

なぜなら余計な執着・付着物があることで判断が狂ってしまっているからです。

『悪魔』のカードの一番下の黒い土は、「極楽浄土」に対して、現世の別名である「穢土(えど)」を象徴します。

(黒い土は錬金術でいわれるところのプリマ・マテリアでもあります。タロットは象徴体系ですから。)

穢土はけがれのあるところという意味です。

極楽浄土で蓮の花が開くために、現世を研磨剤にして余計なものを磨き落とします。

いやなことをいやと感じるようになる試練は極楽浄土ではできません。

だからこそ、人間は喜びだけじゃなく苦痛も多い地上に生まれてくるようです。

この苦楽のコントラストの強い地上で、判断の狂いを生じさせる余計な付着物をしっかりそぎ落とします。

その大掃除は『神の家』の直前までつづきます。

そして最後の最後に『悪魔』の厳しい試練が来ます。

植物の中には春に芽吹くために冬の寒さを必要とする「低温要求」の性質をもつものがあります。

目覚めの『神の家』の前にある『悪魔』までの厳しい穢土の黒い土の経験はこの低温に当たります。

子分の頭には低温にさらされて枯れたような黒い枝のようなものがくっついています。

『悪魔』の親分は意見を異にする子分の頭を棒で殴ります。

親分は同じ意見の子分には甘い幻想を見せて、頭を撫でたりしますが、『神の家』には進ませてくれません。

意見の異なる子分がいつか親分に隷属しなくなったときには『神の家』への案内がはっきりと見えてくるのでしょう。

『悪魔』と意見の異なる子分は黒い枝が外れたら「本当の自分」になりはじめています。

ソフィア