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2024-07-23

空色の犬はじゃれかかる☆『愚者』の空色の天秤棒

こんにちは。アントレへ、ようこそ☆

今、平戸では『鄭成功(ていせいこう)まつり』が開催されています。

鄭成功は台湾の英雄で、平戸で日本人の母親から生まれたという縁があり、平戸と台湾では毎年交流がもたれています。

わたしソフィアは子どもの頃に、鄭成功を元に書かれた『国性爺合戦』を読書感想文用に読んだ覚えがあります。

なので「鄭成功」と聞くと、何だか夏の気だるさと懐かしさを伴った心地がします。

鄭成功記念館には媽祖(まそ)像がありましたので、見学してきました。

ガイドの方から、鄭成功記念館の媽祖像の来歴や、媽祖像のタイプは他にもあるという話などを興味深く聞かせていただきました。

アジア風の灯篭に点灯した風景が楽しめるランタンナイトは28日まで行われているそうです。

ここ数日調べていたことに『愚者』のもつ天秤棒があります。

『愚者』は空色の天秤棒をもっていて、それを肩にかけて先の方に革袋を担っています。

『愚者』は肉色の革袋を持ち上げるためには、空色の天秤棒を下げる必要があります。

シーソーのように。

(この挿絵では、天秤棒を水平に描いてしまっていますが、カードでは革袋側が上がっています。
お手元のカードか、カモワン・タロットスクール公式サイトのカード画像でお確かめください)

そう見ると『愚者』のスカーフか襟飾りのようなギザギザした形状は上がったり下がったりを示唆しているように思えます。

『愚者』は上を見ていますが、空色の犬が服にじゃれつくことによって、『愚者』は気を引かれて下を見ることもするでしょう。

立ち止まることもするでしょう。

空色の犬はさまざまな役割を果たしているようです。

足元への注意を促したり、追い立てたり、服を乱すことで立ち止まる時間を作りだしたり。

人生に最適なタイミングを作り出しているようです。

わたしたちの人生にも、誰かに声をかけられたり、ぶつかったり、ぶつかられたり、いろいろ起こります。

それらはわたしたちの目からは偶然に起こっているように見えます。

犬は空色ですが、空は全天がつながっています。

すべてがつながり合う天の采配ならば、気持ちのいいも悪いことも起こることは結局、道行くための最適なガイドになっているはずです。

本来の気分のよさは「青信号」、気分の悪さは「赤信号」を伝え、「進め」「止まれ」などを示してくれます。

ガイドに従うことができるかはまた別の問題ではありますが、そうできるのであれば、わたしたちは素直な心で起こることを信頼するだけでいいのでしょう。

夏の暑さに滅入りかけていた時に

「夏は暑いけど元気になる。梅雨が明けて一気に明るくなったからね」

という言葉を聞き、その心持ちが伝染して、わたしの目も一気に明るくなりました。

ガイダンスだと思いました(^-^)

地上の喜怒哀楽は天の采配・配慮の下で起きているのかもと思ったら、人生の荷物や起きてくるものごとをもっとポジティブに見てもいいかな、委ねてもいいかなと思えます。

『愚者』の天秤棒の先端には天の恩寵を受け取るような上向きの空色のスプーンがあります。

恩寵を植えるための穴開け棒のような赤い杖で地面を突きながら、『愚者』は旅を続けます。

タロットの知恵には奥行きがありますね。面白い☆

ソフィア

カモワン・タロットのリーディングを学びたい方はスクール・ページへどうぞ。

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