リーディングのポイント☆過不足を読む
こんにちは。タロットの世界へ、ようこそ。
今回はリーディング例を取り上げ、ポイントとなる部分を紹介していきます。
カードが手元にある場合は挿絵だけではなく、カードを並べてシンボルをじっくり見るといいですよ。
「以前から読んでいたブロガーさんが新しく有料サービスを始めるという話を聞いていたので、それを購入するといいか」という質問をリーディングしたわたしの実例です。
過去側で注目されたのは『女帝R』です。
冠をかぶり王尺を片手にもった『女帝』は逆向きで『運命の輪R』を背にしていました。
正立ならば『女帝』はそちらを見るはずでしたが、「逆向き」で過去の出来事に気を取られているように見えます。
それを解決するのは『手品師』で、これが象徴することの中には「活発さ」「能動性」があります。
自分自身のイニシアティブが必要であることをタロットは伝えているようです。
イニシアティブを取ることで、『女帝』は「正立」に戻ることができ、「時間」を象徴することのある『運命の輪R』の問題に向かいあうことができます。
『運命の輪』にも『女帝』と同じように王冠を被った存在がいて、片手に剣をもっています。
冠と剣をもっているので王様のようですが、逆向きなので自分の「時間」の統治に問題を抱えているようです。
『女帝』『運命の輪』の2枚が「逆向き」で隣り合っているのは、自分の「領地」「時間」の統治に「過不足」の問題があることを強調していると見ることができます。
そして『運命の輪R』の解決するカードはというと『神の家』でした。
手品師コースで学んだ人は解決カード2枚の類似性に気づくかも知れません。
このカードも能動的なニュアンスをもっています。
統治の問題を2枚で強調し、能動性の解決を2枚で強調しています。
全体を通してみると『皇帝』が解決カードとして『神の家』の隣に出ていて、「自分の建物を建てろ」つまり「自分のやることをやりなさい」と伝えていました。
未来側の上端には『吊るし』が解決で出ています。
「このことに対して動かないことが解決です。」
「自分のことでなく、人がやっていることに気を取られているよ。自分のことに対してイニシアティブをとりなさい。」
こういうことをタロットを介して、ハイヤーセルフは伝えてきているようです。
ブロガーさんの有料サービスについては「正立」「逆向き」の両方で出ているようでした。
「逆向き」の問題カードの部分についても、サービスそのものの問題として読むより、この質問をしている本人にとってそのサービスがどうかと見る方がいいでしょう。
「逆向き」を「ダメ」「悪い」と読むと解決カードが意味をもたなくなりますから、「過不足」として捉えることが大切です。
何かが「過剰である」「不足している」、だから解決カードの解決策によって軌道修正できるのです。
これがリーディングをまとめていくための大切なポイントです。
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