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2019-06-21

夏至☆太陽のコードとタロット

こんにちは、タロットの世界へ、ようこそ。

2019年は、明日6月22日が夏至です。

一年の内で、もっとも太陽が出ている時間が長くなる日です。

春分、夏至、秋分、冬至がよく知られている太陽の特別な日。

以前、わたしが読んだ本には、この4つの日には、太陽からコードが発されると書いてありました。

そのコードは、人間がそれを受信することで、自分の本来の生き方に合致していけるように働きかける作用をもつらしいんです。
 
 
 
この4つの日、特に春分・秋分に、太陽がご神体やご本尊にアプローチするように設計された神殿や寺院が古くからあります。

南米に伝わるククルカンの神殿もそうです。

羽毛のあるヘビの姿をしたマヤ・アステカの創造神ククルカン=ケツァルコアトルも春分・秋分に太陽に関わります。

ケツァルが鳥、コアトルが蛇を意味します。

チチェン・イツァという遺跡のククルカンのピラミッドの階段に、春分・秋分の日の日没時に黒くうねった影としてその姿を現します。

ククルカンが地上に降臨するその階段は364段と最上部の1段で365段、一年を表わします。

太陽の暦に合わせて、神が地上に降りてくる、つまり太陽の周期で神が地上にアプローチするということになります。
 
 
現在は仏教遺跡として知られるアンコールワットは、もともとはヴィシュヌ神を祀ったヒンズー教の神殿だったようです。

ヴィシュヌ神は、ヒンズー教において、創造の三位一体の1柱であり、太陽神であるともされています。

春分と秋分の日には、アンコールワットの神殿の中央尖塔から太陽が昇るように設計されているそうです。

その尖塔と重なるように太陽が昇ることは、太陽の力を尖塔を通して神殿や地上にもたらすことを意図しているのでしょう。

(このカードは『法王』。神殿の赤い円弧の中央に太陽が見えている。)
 
 
ヴィシュヌ神は創造された宇宙の維持を担う役割をもっています。

宇宙を維持する間のヴィシュヌ神は、ヘビ神ナーガの1柱アナンタ(永遠を意味する)のとぐろの上で眠る姿で描かれます。

そしてヴィシュヌの乗り物とされる動物はガルダと呼ばれる神鳥なのです。

どうやら鳥とヘビは、神や創造に関して深い関わりがあるようです。
 
 
マルセイユ・タロットにも鳥とヘビが描かれているカードがあります。

特に分かりやすく描かれているのは『星』のカードです。

(これは挿絵なので、ちょっと見づらいですが。。。)

左の樹木の上に、翼を広げた鳥がとまっていて、幹に沿って伸び上がっているヘビの姿が描かれています。

ひざまずいている女性は、天上の星と同じ色の液体を瓶から地上に流しています。
 
 
こうして見ていくと、太陽の力を地上にもたらすのは古来より行われたきたことであり、神殿という器があると、より意識的に取り込めそうです。

太陽の暦の特別の日には、神社などに足を運んでみるのもいい考えかも知れません。

しかしながら、『星』の女性が見せてくれるように、身一つでもそれが可能なようです。

「星ならば夜ではないですか」とツッコミが入るかも知れないので書いておけば、太陽も恒星のひとつなのです。

年に1日の夏至、自分らしい生き方のために、太陽との繋がりをもってみませんか。

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