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2018-04-23

「All is well」☆ 未来は現在の延長線上にある

久しぶりにインド映画を見ました。
世界的なヒット作も多いインド映画は「ボリウッド映画」と言うのだそうです。

今回見たインド映画は、2013年に日本で公開された、「きっと、うまくいく」です。
https://goo.gl/images/ZT4YbS

2時間51分の長編でしたが、はじめから終わりまで引き込まれる映画でした。
また感動を味わいたくて、もう一度見たいと思っています。
ウィキペディアによれば、スティーブン・スピルバーグは「3回も観るほど大好きだ」と絶賛したとのこと。

この映画の邦題の「きっと、うまくいく」は
劇中のセリフにある「All is well」を訳したものなのですが、
辞書で調べると、「万事うまくいっている」となっています。
「万事うまくいっている」は現在の状況を表す意味ですが、
「きっとうまくいく」はこれから起こることつまり未来に期待する気持ちがあるので、
正確に訳すなら違うのではないかとも言われているみたいです。

ただこの映画のなかで「All is well」をどんなふうに使っているかを考えると
「大丈夫だ。万事うまくいっている」というニュアンスだと思うのです。

そしてそれは、「今、万事うまくいっているから、これからもうまくいく」
という期待が込められていると思うのです。

だから、「きっと、うまくいく」の訳は、決して間違いではないと僕は思います。

僕は、未来は現在の延長線上にあると考えています。

現在の一瞬一瞬の積み重ねが未来につながり、未来を作るものだと思います。
だから、全く理由なく、未来が好転したり、悪化したりすることはないと思うのです。

タロットは「占い」として一般に知られています。

「占う」というのは未来を知ろうとすること。

人は誰でも自分がどうなるのか知りたいものだし、不安なときはなおさらです。
だから占いを信じ、頼ろうとする気持ちはよくわかります。

でも未来が現在の延長線上にあるなら、
その未来は現在の状態によって左右されるものなので、
一番大事なのは、現在の状態をしっかりと把握して、現在をよくすることということになります。

アレハンドロ・ホドロフスキーも
「未来を読んではいけない。それは詐欺だ。タロットは現在を語る言葉」と言っています。

つまり、知るべきは、未来ではなく、現在の状態なのです。

今、万事うまくいっているのか、
万事うまくいってる状態を保つためにはどうすればいいのかを
知るためには、カモワンタロットを使うのはとてもいい方法です。

カモワンタロットは、問題がなければ、カードは正立となり、
逆向きで出れば問題が何かを教えてくれ、さらにその解決方法を教えてくれます。

映画の中では、ピンチの時に、「All is well」と言い聞かせているうちに、
どうしたらピンチを乗り切れるかの解決のアイデアを思いつきます。

これはⅩⅠの「力」のカード

このカードには、「勇気」という意味があります。
より良い未来を達成するためには、今そこにある問題と立ち向かう必要があります。
カードの絵ではライオンの脅威がその問題を象徴しています。
自分を不安にさせる問題に立ち向かう時、
人は前向きな強い意志の力をもち、心に自分の未来のビジョンを描くと、
湧き上がるのが「勇気」なのです。

すなわち、勇気をだすために「All is well」と言い聞かせているのです。

僕は、この「All is well」という言葉がすっかり好きになってしましました。


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