カモワンタロットのエトセトラ
episode 10
こんにちは。
今日は少しタロットのリーディングのお話から離れて、カモワンタロットを取り巻くお話をしようと思います。
カモワンタロットは他のタロットに比べると格段に情報が少ないです。
まず、教本がありません。
かつて、『秘伝カモワンタロット』という本が出版されていました。2008年に絶版になってからもう10年以上経ちますが、これを探して手に入れようとする人は未だに多いようです。
おそらく、それはホドロフスキーの本が2016年に出版され、にわかにカモワンタロットへの関心が高まったからだろうと思います。
ホドロフスキーの本に関しては、episode 5に書きました。
『秘伝カモワンタロット』については、後日書こうと思います。
カモワンタロットの情報が少ない中で、誤解が結構多いようです。
誤解によって書かれた記事をたまに見かけることがあります。
講師をしているわたしとしては、カモワンタロットが誤解されるのは非常に残念に思います。
カモワンタロットは基本的に「口伝」といういことを大切にしています。
口伝についても、episode 3に書いています。
口伝とは、「口」で「伝える」と書きます。
口伝が基本なので、文字情報で伝える場合は制限があります。
基本的に講座の内容に関する公開範囲は限られています。
カードの画像に関しては、著作権で保護されているため、画像の掲載についても制限があります。そのため、そのあたりをきちんと理解しているカモワンタロット関係者のサイトではほぼカードの画像を掲載していません。掲載していても、カードを複製できないように写し方やファイルサイズが考慮されたものです。
講座の中で著作権表示の説明もしますので、がっつり掲載しているサイトは、正統な講座を受講したことがない人が作っていると考えていいでしょう。
正統な講座で学んだ人はタロットのイニシエーションを受けたようなものなので、そういう人の記事を見るとカモワンタロットへの一種の配慮が感じられます。
逆にそうでないブログやHPは、正統な講座を受けていない人なのだろうという推測が立ちます。
受講生の間にある暗黙の了解とつながりがあるような気がします。
それがカモワンタロットのもつ魅力のひとつと言ってもいいかもしれません。
ネット上に講座を開催しているのが見受けられますが、高額か逆に極端に安価な料金設定をしているところがあります。講座の料金は決まっているので、それらも正統な講座ではありません。(消費税、分割払い手数料は別途設定)
正統な講座で受講しなかった場合、当然ながら、真の教えを学ぶことはできず、カモワンタロットのリーディン方法は不完全なものか、全く違うものしか学ぶことはできませんので注意が必要です。
そのため、カモワンタロットスクールの公式サイトには認定講師がリストアップされています。(実際にはこのリストのメンバー以外に非公開希望の認定講師の方もいます)
https://ja.camoin.com/tarot/camoin-tarot-teachers-ja.html
現在、講座開催の情報のサイトとしては、わたし以外には東京で1か所、大阪1か所あります。
講師名:南咲佳歩 (みなみさきかほ)
主たる地域:関東・東京
http://minamisakikaho.com/
講師名:華心(かしん)&八雲(やくも)
主たる地域:関西・西宮
https://tarot.ism-21.com/index.html
カモワンタロットの正統な講座を受講したい方は、参考にしてください。
この時世でオンラインセミナーのニーズがあるのは承知していますが、口伝を大事にしているカモワンタロットにおいては今のところ実施される予定はないようです。
今日はこの辺で。
では。