映画『グランド・ジャーニー』で知る☆タロットのふるさと南仏
こんにちは。アントレへ、ようこそ(^-^)
フランス映画は好きですか?
わたしソフィアはフランス映画が好きです。
難しめな映画から入ったことで、以前はフランス映画に少しばかり窮屈な印象をもっていたのですが、
マルセイユ・タロットを使うようになってからはよく見るようになり、今ではフランス映画が大好きです。
多くのフランス映画は「自分の人生を愛していい」というメッセージを伝えてくれているという印象です。
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マルセイユ・タロットは南仏生まれですが、以前のわたしの南仏のイメージはほとんどプロヴァンスのラベンダーの花畑のみでした。
大アルカナの代表的なカード『愚者』を見てみると、野原を歩いていますが、足元には水色の塊があります。
湿地が含まれた野原の広がる南フランスの風景です。
フランス最大の湿地があるカマルグは白馬の名産地です。
カマルグの湿地には野生のフラミンゴも生息しています。
そういう自然豊かなカマルグを舞台にして撮られたのがフランス・ノルウェー合作映画『グランド・ジャーニー』です。
雁に安全な渡りのルートを教えるため、ノルウェーからフランスまで超軽量飛行機で飛行したクリスチャン・ムレクとその家族の活動を元に作られています。
上空で飛ぶ雁の様子を間近で撮影したのはクリスチャンたちが初めてだそうです。
雁の飛ぶ姿がなんとも愛らしい💖
クリスチャン役を演じたのは『セラヴィ!』などでのユーモラスな演技がすばらしいジャン=ポール・ルーヴです。
映画では、
鳥類研究家である父親クリスチャンと、夏休みの間、一緒に暮らすことになってしまった現代っ子のトマが、雁を守ろうとするまでに成長する姿が感動的です。
やさしくて芯のある母親パオラの存在も魅力的です。
心地のいい涙で目を潤ませてしまうこと必至の映画です。
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マルセイユ・タロットには空色の馬や白馬がよく出て来ますし、湿地も描かれています。
少し風変わりなクリスチャンは『愚者』の人物像とも重なります。
マルセイユ・タロットを産んだ土壌を知るために『グランド・ジャーニー』はお勧めです。
タロット好きの人と限らず、お勧めと言える映画の1本です(^-^)
ソフィア