toggle
2020-09-04

カモワンタロットはとても魅力的なタロットです。

episode 2

前回からタロットに興味を持ち始めた人、タロット初心者向けに、
タロットについて、一から語るブログを書いています。

今日は、僕が使っているタロットについて話します。

僕は15年ぐらい前にタロットを習いました。
初めてタロットのことを知ったのも同時です。
初めてのタロットが、「カモワン版マルセイユタロット」(以降、カモワンタロット)でした。

「ウエイト版」(またはライダー版)と言われる種類のものが、タロット占いでは多くの人に使われているということを、ずいぶん後になってから知りますが、すでにカモワンタロットにどっぷりはまっていたので、他のタロットを使ってみようと思うことはありませんでした。

カモワンタロットはとても魅力的なタロットです。
15年以上使い続けていますが、今もなお、カード自体にもリーディング方法にも、新たな発見や学びがあり、魅力は尽きません。
その魅力のなかから、いろいろとお話ししようと思います。

魅力として、語りたいことはいくつもあります。

そんななかで、最初に語る今回の魅力は、
「カモワンタロットは、相談者がタロットを引く」です

カモワンタロットのリーディングでは相談者がカードを引きます。
これはとても重要なことなんです。

タロット占いを受けたことがある人は、
占い師がカードを引くことのほうが多いみたいだと思いませんか。
カードを占い師が引くことと相談者が引くことは何が違うのでしょうか。

カモワンタロットのリーディングではあくまでも相談者がカードを引くことが基本です。
相談者がカードを引くことで、引くひとの心とリンクして、カードが選ばれるからなのです。
リーダーとして慣れてくると、引く人と引かれたカードがリンクしている状態というのをその場の波長で感じるようになります。

引いたカードが展開する様子はその相談者の心を映し出します。
さらに、そのひとのハイヤーセルフのメッセージでもあるのです。

だからリーダーがカードを引くわけではなく、主体はあくまで相談者なんです。
リーダーの役割は文字通り、〈リーディング reading=読む〉こと。展開されたカードのメッセージを読み解くのです。

カモワンタロットが展開するメッセージには、暗号と法則があり、法則が分かれば読むことが出来ます。特別な能力は必要ありませんが、リーディング方法は学ぶ必要があります。
でもカードに描かれた絵柄は難しく考えなくても、子どものようなシンプルな見方で理解することが出来ます。連想ゲームのような想像力でストーリーを想い描くことができます。

なので、相談者も展開を見ながら絵がどんな風に見えて、どんなことを意味しているかをリーダーと一緒に感じることができます。

リーダーはカードが示す状況をリーディングしつつも、それがどういう状況を示しているか分からないときがあります。
そんな時は、相談者を喜ばせるようなまたはいかにも分かったようなリーディングをせずに、
読み取った状況をそのまま相談者に伝えるほうが良く、すると相談者が思いもよらない状況を話し始め、驚くほど感動的なリーディングが出来ることがあります。

相談者もセッションの始めのうちのラポールが出来てないうちは口が重かったりしますが、展開を説明しているうちに、カードがメッセージを伝えていることに気がつき始めると、その場の空気感とエネルギーが高揚していくのを感じることが出来ます。

そういうセッションができるとリーダー自身も心が振動して、感動することが出来ます。

そういう経験をすると、カモワンタロットのリーディングがただの占いではないということが分かります。

今のコロナ禍の状況では、なかなか直接対面してセッションすることができませんが、またそういうセッションができるようになればいいなと思っています。

では。

関連記事